他人の子供の悪口をいう親は最悪… 上達するジュニアゴルファーの親はどんなタイプが多い?

関東ゴルフ連盟チームKGAジュニア技術担当コーチで、若手女子プロの鶴岡果恋、澁澤莉絵留のコーチでもある重田栄作プロにジュニアゴルファーに関する質問をぶつけてみました。

Q1:うまくなる子とならない子。親御さんにはどんな違いがありますか?

「うまくならない子の親御さんのほとんどが『数字=スコア』にものすごくこだわるタイプです。ゴルフは数字、つまりスコアしか見えないからある意味仕方がないのかもしれませんが、こだわりすぎる親御さんだと、正直、子供はうまくなりません」

「ジュニアゴルファーはまだまだ発展途上。心もカラダも、そして技術も、これからという存在です。それなのにスコアにこだわりすぎる親御さんはたいてい『なんでこんなスコアなんだ!』など、スコアのことで子供を怒ったり、怒鳴ったりする」

ジュニアゴルファーの成長スピードは親の関わり方で大きく変わる可能性がある 写真:AC
ジュニアゴルファーの成長スピードは親の関わり方で大きく変わる可能性がある 写真:AC

「こうなると子供は怒られるのがイヤだからスコアをごまかすようになる。あとはボールを動かすなどズルをするようになる。ゴルフをするしないではなく、子供だから親に怒られるのはイヤじゃないですか。だからごまかすという行動に出ちゃうわけです」

「あとは数字がいい、つまりスコアがいいと親御さんをはじめ、おじいちゃんやおばあちゃんも含めて家族みんなが喜びますよね。そうすると、家族みんなが喜ぶ姿を見たいからという理由でスコアを誤魔化す子もいます。『ボクの行動=スコアで家族みんなをハッピーにしなきゃ』という気持ちになる子もいるんです」

「たとえ技術的にボールをうまく打つことができても、スコアを誤魔化すようでは正しい意味での『ゴルフがうまい子』とはいえないですよね」

Q2:子供をプロにしたい親御さんが絶対にしてはいけないこととは?

「結果で怒ったり、叱ったりするのはダメですね。これは本当にダメ。絶対にしたらいけない」

「結果としての数字、つまりラウンド後の最終的なスコアはもうコントロールできませんよね。プレーは終わったのですから。この段階ではもうどうすることもできないワケです」

「にもかかわらず、結果のことで怒ったり、叱ったりする親御さんはわりと多いんです。先ほどの数字にこだわりすぎる話と似ていますが、コントロールできないことに対して怒っても子供はどうしていいかわからないし、『また怒られた…』、『もう怒られたくない…』と思うだけ。こうなると『ごまかそうかな……』という考えに至るワケです」

「それと、意外に多いのですが、他の子供の悪口をいうことも絶対にダメです。『あの子のプレーはダメだ』などと、自分の子供以外の悪口をいう。これも他人の子供なので、コントロールできないことに対して悪口をいってるワケです。子供はこういった言動を敏感にキャッチしていて、すごく傷つきます。そして、『ボクがゴルフをしなければ、パパは(ママは)悪口を言わないはずだ』と思い、ゴルフを辞めてしまう。そうならないためにもコントロールできないことに対しては怒ったりしてはダメなんです」

Q3:コーチ(指導者)と親御さんでよくあるトラブルは?
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