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- 見た目と中身のギャップが人気!? スリクソン「ZX5 MkII」とテーラーメイド「P770」を比較試打
「ステルス2」が人気のテーラーメイドとスリクソン「ZX MKII」ドライバーが人気のダンロップはアイアンも人気。中でも「スリクソン ZX5 MkII」、テーラーメイド「P770」アイアンは、カッコいい見た目にも関わらずアマチュアでも使いこなせるとの高評価。そこで両モデルを試打比較し、どんなゴルファーに向いているのか掘り下げてみました。
シャープなのに中空ヘッドの「P770」はシャフトで弾道が大きく変化
タイガー・ウッズ選手をはじめ、多くのツアープロが使用するテーラーメイド「P770」アイアン。ヘッド長が短めのシャープなデザインがカッコいいモデルです。

昔は「上級者向け」だったデザインも、「P770」は幅広いゴルファーが使いこなせる新世代アイアンといえます。その秘密は、コンパクトながら中空構造で超軽量スピードフォーム充填剤が注入されたヘッドにあります。
実際に打ってみると、7番アイアンのロフト(33度)とは思えないほど力強い弾道で飛距離も十分。1.75ミリしかない「ICTフォージドフェース」とソールに貫通された「スピードポケット」は効果抜群。

装着シャフトは「DGツアーイシュー」にするとヘビー&ハードな完全プロ仕様ですが、「モーダス105」やカスタムシャフト「ディアマナ サンプ」など中〜軽量シャフト装着モデルにすれば、ヘッドスピードが速くない僕でも飛距離が出せました。
アドレスでのフェースの合わせやすさとラウンドソールの抜けのよさ、加えて広いエリアでの初速性能など、見た目と使い心地が両立していてうれしい限りです。「ちょっと難しそう」な見た目なのに、実際は打ちやすいアイアンは男性ゴルファーの大好物ではないでしょうか。
世界で認められた“グローバルな顔” で完成度も高い「ZX5 MkII」
ゴルファーがアイアンに求める要素は様々です。「やさしい」の言葉だけでは余りにもナンセンスなので、計測データと試打した感想を合わせてみようと思います。
スリクソン「ZX5 MkII」アイアンは、「P770」同様にヘッドサイズが大きいモデルではありません。にも関わらずシャープなデザインの中に「安心感」があるのは、他モデルに比べ若干トゥ高であるが故です。

ヘッド寸法でいえば「P770」に比べ、2ミリちょっとトゥの高さがあることで「スリクソン顔」に仕上がっています。ヘッド長、ネックやヒールの高さは「P770」と「ZX5 MkII」はほぼ同じ。
しかし、トゥからセンターにかけての高さの違いが、そのまま両者の「アドレス時の見た目」にはっきり表れています。
また「ZX5 MkII」の7番アイアンはロフト31度で「飛び系」にもカテゴリーされます。シャープなのに「飛ぶ」という今どきのモデルですが、まるでドライバーのように偏肉された「スピードグルーブ」フェース設計と「メインフレームMkII」がマッチ。
初速と高さが出せるうえに、軟鉄ボディーから伝わるフィーリングも抜群。シャフトはカーボンの「ディアマナ ZXII」とスチールの「モーダス3 ツアー105 DST」から選ぶことも可能。クラブの完成度が高すぎて「ズルい!」といいたくなるほどです。
アイアンの買い替え時は「気になるモデル」が現れたタイミング
ゴルファーのアイアン買い替えサイクルは、5年前後といわれています。アイアンの性能は単に「飛ぶ」だけではなく、3年ぐらいは使い続けるという前提で購入を考えているゴルファーがほとんどです。しかし、各社のアイアンは私たちの買い替えサイクルよりもずっと進化しています。
5年ほど前なら「シャープなデザインはアスリート向け」といわれていましたが、現在のアイアンを「アベレージ向け」、「アスリート向け」と分類してしまうのはナンセンスじゃないかな? と考えています。

例えばテーラーメイド「P790」のようなある程度ヘッド厚みがあるアイアンが「芯が広い」、「ボールが上がりやすい」モデルでしたが、ひと回りコンパクトな「P770」でもほぼ同等の性能が出せています。
スリクソン「ZX7 MkII」のようにプロモデルっぽいデザインのまま、高初速かつ高弾道の飛び系モデルとなった「ZX5 MkII」は、現在国内女子ツアーのトップを走る山下美夢有選手も使用するほど進化しています。
実感しにくいかも知れませんが、アイアンショットがよくなるとティーショットの負担もアプローチのプレッシャーも少なくなります。
何年も使っているアイアンがうまくいかなくて「クラブが原因かも?」という気持ちがよぎったら、買い替えのベストタイミングです。気になるモデルは積極的に試打して、アイアンシャフト含めスペックの見直しを図ってみてはいかがでしょうか。
【解説】筒 康博(つつ・やすひろ)
伝説のプロコーチ・後藤修に師事。世界中の新旧スイング方法を学び、プロアマ問わず8万人以上にアドバイスを経験。スイング解析やクラブ計測にも精通。ゴルフメディアに多数露出するほか、「インドアゴルフレンジKz亀戸」ヘッドコーチ、WEBマガジン「FITTING」編集長を務める。
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