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- 2028年からの“飛ばないボール”に賛否両論!? プロや用品メーカー、ツアー団体にくすぶる不満とは?
エリート競技では2028年、一般のリクリエーションゴルフでは2030年1月から“新しい”適合球、いわゆる「飛ばないボール」が採用されることが決まりました。そこで、ツアープレーヤーや各ツアー団体、用品メーカートップの反応をまとめました。
“飛ばないボール”とはどんなボールなのか?
ゴルフのルールを統括するR&Aと全米ゴルフ協会(USGA)はかねてからボールの飛距離の伸びの抑制を検討していましたが、「適合性テスト」の打ち出し条件を改訂することで、適合球を“飛ばないボール”にする案を採用。

エリート競技では2028年1月から、一般のレクリエーションゴルフでは2030年1月から、プレーヤーに新テストによる適合球の使用を求めることになりました。
ジェネラルルールの規則4.2a「ラウンドのプレーに認められる球」で、プレーヤーは「適合球をプレーしなければならない」と定められており、プロアマを問わず、競技ではR&Aの「適合球リスト」に載るボールでプレーしなければ「失格」となります。
その適合球のテストは、20年前から「ヘッドスピード=時速120マイル(約53.64メートル/秒)、回転数2520回転/分、打ち出し角10度」の打ち出し条件で放たれ、飛距離320ヤード以内とされています。320ヤードを超えて飛ぶボールは「適合球」と認められないのです。ちなみに、ヘッドスピード=時速120マイルは「ボール初速=時速176マイル/(約78.68メートル/秒)」に相当します。
この「適合性テスト」を、2028年からはそれぞれ「時速125マイル(約55.88メートル/秒)、2220回転/分、角度11度」と、より飛距離が伸びる条件に変え、それで飛距離は変わらず320ヤード以内にとどまる“飛ばないボール”が「適合球リスト」に掲載されることになるのです。
こちらのヘッドスピード=時速125マイルは「ボール初速=時速183マイル(約81.81メートル/秒)」に相当します。
多くのツアープロが猛反対もタイガーやマキロイは規制を支持
“飛ばないボール”の採用は、当初はエリート競技だけに導入を求めるローカルルールとして各関係者に提案されました。
ところが、それに米ツアーやPGA・オブ・アメリカ(全米プロゴルフ協会)といった競技団体、そしてプロゴルファーたちが強く反対。それを受けて、R&AとUSGAは方針を変更。すべてのゴルファーに適用される「適合性テスト」での規制に踏み切ったのです。

そうなると今度は一般アマチュアへの影響が心配されます。
しかし、それについてはR&AとUSGAがリリースで、「ロンゲストヒッターたちは13~15ヤードほど飛距離減となることが見込まれます。平均的なツアープロや男子エリートプレーヤーは9~11ヤードほど、平均的な女子のツアープロは5~7ヤードほどの飛距離減。そして、ほとんどのレクリエーショナルゴルファーの飛距離への影響は最小(5ヤード以下)となることが見込まれています」として、飛距離の減少は男子の一般アマで3~5ヤード、同女子で1~3ヤード程度と説明しています。
さて、実際にはどうなのでしょう。影響が大きいのは、やはり男子ツアープロたちです。そのため、今年3月にローカルルールでの規制が提案されるや、ジャスティン・トーマスをはじめ多くのプロが強く反発しました。そして、今回の新たな規制には、キーガン・ブラッドリーが改めて怒りを爆発させています。
彼は数年前、R&AとUSGAがパッティングのアンカリングを“有無を言わさず”禁止したために、パッティングを一から作り直すという辛い経験を強いられました。その恨みもあるのでしょう。
「USGAやR&Aがおかしたミスなのに、いつも僕たちがペナルティーを払わされてきた。ボールが飛びすぎるからといって、それは僕たちの問題ではない。今回、彼らはプロゴルファーだけでなく、ゴルフ界全体を罰しようとしている。こんな馬鹿げた話は他で聞いたことがない」と発言。
また、リッキー・ファウラーは、「今さら変更なんて、20年遅い。今、ゴルフゲームが最高のレベルにあるときに、それを後退させることは正しい動きではないと思う」と反対の意見を述べています。
一方、タイガー・ウッズやロリー・マキロイは当初から“飛ばないボール”の採用を支持。マキロイは今回の発表前ですが、その概要を知らされたうえで「(飛ばないボールに)反対する理由が分からない」として、
「平均的なゴルファーには影響しないし、ゴルフを持続可能なものに戻すことになる。そして、過去20年間、プロのゲームから失われてきた選手の技量を復活させることになる」とR&AとUSGAの方針を支持していました。
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