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- 弾道計測器を使ったら“ぼっち練習”でもうまくなれる? 「フライトスコープ」で検証してみた
PGAツアーのトップ選手も使用している弾道測定器が「フライトスコープ」です。2023年3月には、約30万円の価格帯でプロレベルの計測が可能な「Mevo +」が発売されました。それを使った計測方法を取材したところ、弾道データを計測するだけではなく、“レッスンコーチの代わり”になることがわかりました。
フライトスコープのデータを見たら“間違った努力”をしなくていい
次はドライバーで試してみます。アイアンよりもミスショットが少なくて、ナイスショットの確率が高い。キャリーは225〜230ヤード、ボールスピードは60メートル/秒前後、バックスピンも2500回転前後で悪くない数字でした。
西本「ドライバーの軌道はすごく良いと思います。元々、Tさんはインサイドからヘッドが入っているタイプ。アイアンではそれを少し修正しましたが、ドライバーはそのままでOKです」
T「ドライバーも右方向へのプッシュアウトがときどき出てしまうのですが…」
西本「それは軌道ではなくて、クラブパスの問題です」
T「Hプレーンとクラブパスは何が違うんですか?」
西本「Hプレーンはスイング全体の軌道ですが、クラブパスはインパクトの直前からインパクトの瞬間のクラブの角度です。Tさんのドライバーショットは軌道は悪くないのですが、フェースだけが右を向いています」
T「軌道は悪くないんですね。ラウンド中はプッシュアウトが出ると、今度はもっとつかまえようとしてヒッカケが出てしまうのですが…」
西本「それは修正の仕方を間違えています。ドライバーで気をつけることはフェースの向きだけ。Tさんの場合、バックスイングでフェースを開きすぎているので、それを少し抑えた方が、フェースの向きが安定すると思います」
それを意識して、ドライバーショットを再計測すると、
T「おっ、はじめてキャリーの飛距離が240ヤード行きましたね」
西本「クラブパスが2度以内になってきたので、かなりスクエアヒットに近くなりました。ボールスピードも上がりました」
T「今日はフライトスコープで自分の弾道データだけを計測したいと思っていたのですが、この数字を見ながら練習すると、すごく上達できそうですね」
西本「その効果はすごく大きいと思いますよ。飛距離やバックスピンだけではなく、Hプレーン、Vプレーン、クラブトゥパスを正しく理解して、それを修正していけば“間違った努力”をしなくていい。例えばTさんのドライバーショットは軌道は問題なかったのに、プッシュアウトしないように軌道を修正しようとすると、スイングを崩してしまう。フライトスコープのデータを見ていたら、そんなことにはなりません」

T「レッスンに通うのは抵抗がありましたが、これがあれば一人で練習していていても、ミスショットした原因や軌道が1球ずつチェックしてもらえるのがいいですね」
ちなみに「Mevo +」はコンパクトで持ち運びも便利。練習打席の後ろに設置することも簡単なので、インドアのゴルフ練習場やレッスンスタジオでも導入するところが増えてきています。取材をしていると、打席の後方にある「Mevo +」が練習を後ろから見ているレッスンコーチのような存在に思えてきました。
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