“殿堂入り”より少ない最高の名誉！ 「ボブ・ジョーンズ賞」にタイガー・ウッズが選出

　全米ゴルフ協会（USGA）が3月2日、USGAで最も権威のあるボブ・ジョーンズ賞の2024年受賞者にタイガー・ウッズが選ばれたことを発表しました。

「ボブ・ジョーンズ賞」はUSGAが授与する賞の中でも最高の名誉とされ、「プレーの成績だけでなくゴルフの成長、イメージを永続的に変えた人を評価する賞」とされています。全米アマ、全英アマ、全米オープン、全英オープンの四大大会（当時）を1年の間に制覇する“グランドスラム”を達成し、オーガスタナショナルGCとマスターズを創設したボビー・ジョーンズが由来の賞です。

　メジャー大会15勝を挙げたウッズは、彼の精神力や忍耐強さから、肉体的、個人的な困難にもチャレンジし続け、現代におけるゴルフを再定義してきたと評価され、24年度の受賞者に選ばれました。

　USGAのマイク・ワンCEOは「タイガー・ウッズとプレー成績で肩を並べる選手はとても限られており、さらに将来ゴルフをプレーする世代に与えた影響という点では彼は別格です」とコメント。

　ウッズは「ボブ・ジョーンズはその誠実なプレーゆえに、私たちのゴルフゲームにおいて柱となる人物です。彼の名を冠した賞をいただき、彼の遺産を受け継ぐ多くの先人たちの仲間入りができて本当に身が引き締まる思いです」と述べています。

　1955年から毎年授与されているボブ・ジョーンズ賞。これまでに、アーノルド・パーマー、ジャック・ニクラス、ベン・ホーガン、ミッキー・ライト等が受賞しており、23年にはジョニー・ミラーが選ばれています。ウッズの授賞式は全米オープンの週である6月12日にノースカロライナ州のパインハースト・ビレッジで行われます。