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- アコーディア・ゴルフとPGMが全国に広げる「初心者応援プラン」 いったいどんなサービス?
大手ゴルフ場運営会社「アコーディア・ゴルフ」では、若い世代やビギナーなどを対象とした「初心者応援プラン」を導入するコースを増やしています。では、このプランはどのような経緯で作られ、どんな魅力やメリットがあるのでしょうか。
大手ゴルフ場運営会社はゴルフ人口減少に歯止めをかけられるか?
同じ平和傘下の「パシフィックゴルフマネージメント(PGM)」と合わせ、国内はもちろん世界規模で見ても最大手のゴルフ場運営グループの一角となった「アコーディア・ゴルフ」では、ラウンド経験3回以下のビギナーを対象とした「初心者応援9ホールプラン(以下、初心者応援プラン)」を予約枠に導入するコースを増やしています。
このプランで予約する際、1組につき必ず1人は経験者が同伴すること、ラウンド前にゴルフのマナーに関する動画を視聴すること、といった条件が定められているのが大きな特徴です。
では、今回の「初心者応援プラン」は、どのような経緯で作られたのでしょうか。アコーディア・ゴルフの広報担当者は以下のように話します。

「弊社はゴルフ人口の高齢化が進む中、ゴルフ界にとって若年層や初心者の参入促進を大きな課題と捉えています。特に『始め方が分からない』『マナーやルールが難しそう』『周囲に迷惑をかけないか心配』『道具の準備や費用負担が大変』など、ビギナーにとって障壁と感じるものはいくつか存在します」
「今回の初心者応援プランは、『初心者がコースデビュー時に抱える不安や心理的ハードルを下げ、より気軽にラウンドを始めていただきたい』という考えから、導入を決定いたしました」
「まず、2025年10月にアコーディア・ゴルフが運営する関東エリア13カ所のゴルフ場にて『初心者応援プラン』として本プランを試験的にスタートし、26年4月にアコーディア・ゴルフの全国のゴルフ場へ拡大。その後、26年7月には同じく平和グループのPGMも全国のゴルフ場で導入しました」
「本プランの提供開始後、『料金が手頃なため初心者を誘いやすい』『また利用したい』『誰かに紹介したい』などの回答が多く、ご好評をいただきました。また、20~30代前半の若年層および女性の利用者比率が高いことから、ゴルファーの裾野拡大につながると手応えを感じることができました」

なお、アコーディア・ゴルフでは初心者応援プランに加え、20歳以上35歳以下の若年層ゴルファーを対象とする会員サービス、「ACCORDIA GOLF Green+」を7月1日より開始しました。
本サービスに登録した人は、アコーディア・ゴルフが運営するゴルフ場への来場ごとに、次回以降使えるクーポン進呈や、同社で展開しているゴルフ練習場をお得な料金で利用できるなどの特典が受けられるそうです。
「初心者応援プラン」から見えるゴルフ業界の未来は?
今回、アコーディア・ゴルフが導入した初心者応援プランについて、ゴルフ場の経営コンサルティングを行う飯島敏郎氏(株式会社TPC代表取締役社長)は、以下のように話します。
「本格的にスタートして間もない状況であり、まだまだ未知数なところは多いですが、非常に興味深くて魅力ある企画だと思います。現在、日本のゴルフ業界では『ビギナーの定着率』が大きな課題となっており、特に20~30代をはじめとした若年層に対し、いかにゴルフの面白さを伝えられるかが議論されてきました」
「特にビギナーの間は、スロープレーによって周りのゴルファーに迷惑をかけてしまうことへの不安、またルール・マナー面の知識不足をはじめとするハードルの高さが、若い世代をゴルフから離してしまう、大きな要因と言われています」
「さらに、経験者に助けを求めようにも人によってスイング理論から座学的なものまで重視するポイントがバラバラで、どれを参考にしたら良いのか分からないというのも、『ゴルフ離れ』を加速させる一因になっています。この企画の場合、コース側が用意したマナー啓蒙動画を見たうえで、経験者の同伴をマストとすることにより、全面的にコースデビューをサポートできる体制が整えられているので、ビギナーも安心してラウンドに臨めるのではないでしょうか」
「他の運営会社やゴルフ場で今回と全く同じ企画が打ち出されるとは限りませんし、ユーザーの要望次第では、さらなるブラッシュアップが必要になる場合もあるかもしれません。しかし、圧倒的なコース数を持つアコーディア・ゴルフとPGMが旗振り役として始めた『初心者応援プラン』はゴルフ業界全体にとって、少なくともプラスの方向に動かすきっかけになるのは確かでしょう」
始まったばかりの初心者応援プランですが、他のゴルフ場も追随して似たようなプランやイベントを取り入れれば、より多くの人に「コースデビューしてみたい」と思ってもらえるようになるかもしれません。
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