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きょう発売のアディダス「ツアー360 24」 機能“全部載せ”の中でPGAツアー選手と素人が「同感!」だったのはどこ?
アディダスゴルフがブランド最高峰シューズの最新モデル、「ツアー360 24」が3月8日発売されました。価格はオープンですが、同社公式オンラインストアではメンズがシューレースモデル、BOAモデルともに3万3000円(税込み)、ウィメンズが両者ともに2万8600円(税込み)となっています。
靴擦れしないのにはちゃんと根拠があった
これらの美点、特に靴擦れしなかったことは、単に記者の足にたまたま合っていたから、という解釈も当然できます。しかし、よくよく話を聞いてみると、「ツアー360 24」は靴擦れを防ぐ素材・構造を科学的に考えてつくられていたのです。
靴擦れができるのは、記者もそうでしたが、素材が硬いとか形が合っていないといったことに起因していると思っている人が多いのではないでしょうか。もちろんそういう場合もあるかもしれませんが、多くは“蒸れる”ことが原因でできるのだそうです。
その理屈はこう。まずシューズ内の温度が上がると冷却液として足にリンパ液が送り込まれます。そうすると温度はそこまで下がらないうちに湿度が上がるので、皮膚がふやけた状態に。その状態で足が靴の中でズレることで靴擦れが起きるのだといいます。
「ツアー360 24」では、このメカニズムに着目し、高通気のスペーサーメッシュを採用。どんどん湿気を逃がすことで足のふやけを防止。結果的に靴擦れが起きにくくなるとのことです。靴の中で足が動くことも靴擦れには大敵のため、足入れ口に採用されたズレが生じにくいアクアスウェードも防止に一役買っています。
もう一つ、鈍感な記者でも実感できたのは、履いていてまったくスパイクシューズを履いている感じがしないこと。記者は普段「コードカオス22」をはじめスパイクレスを履く機会が多いためネガティブな意味ではなく、良い意味でスパイクがどこについているのか分かりません。
それくらいスパイクの突き上げ感がなく、スイング時もスパイクの点ではなくアウトソール全体の面で地面をとらえている感じがして、スイング面での性能と快適性という相反すると思われていたものをうまくまとめ上げたソールなのだなと感心しました。それでいて、素人には感じにくいだけで実際にはスパイクもしっかり効いているわけです。
これは、スイング時の高い安定性を確保しながら歩行時の突き上げ感を感じにくい構造の7つのクリート(スパイク)を足裏の外側を1周するように設置したこと、歩行時の快適性を確保するため柔軟に屈曲させたい箇所にのみ溝のような「フレックスグルーブ」を配置し、溝の中にも凹凸を配することによって、柔軟性とグリップ力を両立させた効果だそうです。
ということで、一般アマにはモリカワのように「地面反力が使いやすい」なんて性能は関係ないと思いますが、疲れない、痛くならない、靴擦れしない、はレベルを問わず最重要。決してオーバースペックなんてことはないでしょう。少々値段が張るのは事実ですが……(アディダス公式オンラインストア価格でメンズが税込み3万3000円、ウィメンズが税込み2万8600円)。
最後に、記者は靴紐タイプをチョイスしましたが、こちらは天然皮革。非常に柔らかい高級レザーで初履きから足馴染みが非常に良く、価格に見合ったバリューを感じました。BOAタイプは合成皮革ですが、それぞれ良さがあると思うので、店頭で両方試し履きして選ばれることをおすすめしたいです。
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