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2年ぶり優勝の川崎春花はスランプでもクラブをほとんどかえず 「あれに勝るものがない」と愛を語るドライバーとは?
「ミネベアミツミ レディス 北海道新聞カップ」で優勝した川崎春花(かわさき・はるか)。2年ぶりの優勝となりましたが、全体的なセッティングは2年前とほとんどかわっていません。かわっていたのはユーティリティーとパターでした。
初優勝時からウッドはすべて「SIMグローレ」
「ミネベアミツミ レディス 北海道新聞カップ」で優勝した川崎春花。2022年の「日本女子プロゴルフ選手権」でツアー初優勝を飾った川崎は、当時からテーラーメイドの「SIMグローレ」というアベレージゴルファー向けモデルを使っていました。
当時はテーラーメイドから初代「ステルス」が発売されて海外ツアーでも日本ツアーでも「ステルス」を使う選手が大活躍。その中で川崎は20年に日本限定で発売された「SIMグローレ」を使ってメジャー優勝したことも話題になりました。セッティングについては父や地元・京都のコーチに相談したと語っていました。
22年シーズンはドライバー、3番ウッド、7番ウッド、そして2本のユーティリティーと、ウッド系5本を「SIMグローレ」で揃えていて、練習日には「SIMグローレ」の5番ウッドも入れていました。しかし、24年シーズンはユーティリティーを「スリクソン ZX MkII」にしています。
それ以外のセッティングはほとんどかわっていません。アイアンも「ミズノプロ719」、ウェッジも「ジョーズ RAW」。優勝会見では調子を崩していた昨シーズンもセッティングをかえなかったことについて次のようにコメントしていました。
「(昨年は)もうゴルフ続けられないかなと思ったりしました。ゴルフ場に行くだけで気持ちが沈んだこともありました。去年のニチレイレディスの会場に車で着いたとき、クラブハウスに行くまでにお母さんに電話して、そのときは涙が出ました。人前でゴルフをするのが怖かったです。自分でもどこに(ボールが)飛ぶのか分からなかったです。でも、優勝したときのセッティングはかえずにやっていこうと思いました。スイングだけに集中しようと」
昨年はメルセデス・ランキングで48位。優勝はなく、32試合中15試合で予選落ちという苦しいシーズンでした。ドライバーはヘッドもシャフトもプロ入り以来同じモデルを使い続けています。
「(ドライバー)は良いものがあったらかえようと思っていますが、あれに勝るものがない。たまに他も試しますが、あれが一番いいです」
ただし、パターはかえています。アマチュア時代から昨年まではブレード型のパターを使っていましたが、昨年後半からマレット型の「オデッセイ Ai-ONE ミルドT」にしています。その理由については「距離感がまちまちで全然合わなかったので思い切ってかえてみました」と語りました。
復活優勝した「ミネベアミツミ レディス」では3パットは4日間で1回だけ。ほとんどセッティングをかえていないなかで、数少ないチェンジに踏み切ったパターが勝利に貢献しました。
2024 川崎春花の最新セッティング
1W:テーラーメイド SIMグローレ(ロフト角/10.5度 シャフト/イミドアンドサンズ)
3W、7W:テーラーメイド SIMグローレ(ロフト角/15度、21度)
5U、6U:スリクソン ZX MkII ハイブリッド(ロフト角/25度、28度)
6I-PW:ミズノプロ719
GW:キャロウェイ ジョーズRAW Sグラインド(ロフト角/48度 バンス角10度)
AW:キャロウェイ ジョーズRAW Sグラインド(ロフト角/52度 バンス角10度)
SW:キャロウェイ ジョーズRAW Cグラインド(ロフト角/58度 バンス角8度)
パター:オデッセイ Ai-ONE ミルド SIX T
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