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人気3メーカーの新作ドライバーはどれが買い? 「Qi35」「エリート」「G440」の“真ん中”モデルをプロコーチ奥嶋誠昭が比較試打
年初はテーラーメイド、キャロウェイの新作ドライバーがゴルファーの話題をさらうのが恒例となっていますが、今年はピンも同時期の発表、発売ということで、まさに群雄割拠の状況。どれを買おうか迷いに迷っている人に、プロコーチの奥嶋誠昭氏の詳細インプレッションをお届けします。
総評:どのモデルもミスヒットに強い! そのなかで何を優先するか
今回の試打では、3メーカーのスタンダードモデルを横一線にして比較検証しました。3モデルに共通して言えることは、オフセンターヒット時の寛容性が高いこと。打点がズレても大曲がりせず、ナイスショット時との飛距離の差があまり出ないのが印象的でした。3メーカーとも最新スタンダードモデルは、かなりやさしい方向に進化していると言えます。では、ゴルファータイプ別のおすすめモデルは?

ルックスと打感の良さに加えて、アマチュアにもやさしく打てる性能を備えているのが「Qi35」。奥嶋コーチいわく「ヘッドの据わりとフェース面の見え方が良くて、いちばんヘッドをターゲットに合わせやすい。カーボンフェースだと気付かないぐらいに打感が良く、意外なぐらいにミスヒットにも強い。適度に球をつかまえやすく進化しているところも魅力的」とのこと。Qi35シリーズになって、スタンダードモデルは一般的なアマチュアにも使いやすくなっています。
最もミスを許容して、修正までしてくれるのがキャロウェイの「エリート」。奥嶋コーチも目を見張るほどの弾道の矯正能力を備えていて、なおかつボールスピードが速く、曲げずに飛ばしたいアマチュアには強い味方になってくれそうでした。ただし、最も右に打ち出しやすいのも「エリート」でした。奥嶋コーチいわく「どちらかいうと、引っかけのミスを出したくない人にオススメしたい」とのことです。
やさしさと振り抜きやすさのトータルバランスに優れていたのが、ピンの「G440 MAX」。「前作よりも格段に振りやすくなっていて、なおかつヘッド挙動と弾道が安定する。スキルレベルや持ち球を問わず、どんなタイプのゴルファーにもオススメしやすい」(奥嶋コーチ)。幅広いゴルファーにとって使いやすく進化していて、なおかつ標準シャフトの種類が多いため、シャフトを含めて自分にフィットさせやすいのも「G440 MAX」の魅力になっています。
取材・文/鶴原弘高
つるはら・ひろたか/1974年生まれ。大阪出身。ゴルフ専門の編集者兼ライター。仕事のジャンルは、新製品の試打レポート、ゴルフコース紹介、トレンド情報発信など幅広く、なかでもゴルフギア関連の取材が多い。現在はゴルフ動画の出演者としても活躍中。YouTubeチャンネル:『A1 GOLF CLUB』(https://www.youtube.com/@A1_GC) Instagram:@tsuruhara_hirotaka
【試打】奥嶋 誠昭(おくしま・ともあき)

1980年生まれ。ツアープロコーチ。2018年からプロコーチとしてのツアーに帯同する活動をスタート。数々の一流プロのコーチとして勝利に導いてきた実績を持つ。バイオメカニクスと物理を基に個々人に合ったスイング形成を行うのが身上。THE REAL SWING GOLF STUDIO主宰。
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