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- 異なるモデルを組み合わせる「コンボ」前提なアイアンが増加!? 実際に「コンボセッティング」する際に注意すべきこととは?
タイトリストが発表した新しい「Tシリーズ」アイアンなど、異なるモデルを組み合わせる「コンボ」を前提にした商品が増えてきています。そこで、アマチュアが「ブレンドセット」を作る際に気をつけるべきことをゴルフショップ「リルガレージ」の小倉勇人店長に聞きました。
異なるモデルでも距離のピッチや高さをそろえる
タイトリストが発表した新しい「Tシリーズ」アイアンは、異なるモデルを組み合わせた「ブレンドセット」、いわゆる「コンボ」を前提にした設計だといいます。
こういったコンボセッティングはアマチュアにも有効なのでしょうか。もしコンボを組むならどういった基準で組み合わせればいいのか、ゴルフショップ「リルガレージ」の小倉勇人店長に話を聞きました。
タイトリストの「Tシリーズ」アイアンの2025年モデルは4機種がラインアップされており、ヘッドサイズが小さいほうから「T100」「T150」「T250」「T350」となっています。「ブレンドセット」というのは、たとえば「T150」の8番、9番、PWと「T250」の7番、6番を組み合わせてアイアンセットにするというような考え方で、新しい「Tシリーズ」は、これを考慮した設計になっているといいます。

単一モデルでは番手間の距離ピッチがうまくそろわなかったり、「6番アイアンより上の番手で球が止まりにくい」といったことが起こったりする場合に、ロングアイアンにより球の上がりやすいモデルを入れることで、全番手間の距離の階段を整え、グリーンに球を止められる弾道を得るというわけです。
また、ミドルアイアン以上は「T350」でやさしく飛ばしたいがショートアイアンはもっとバックスピンの入る球でピンを狙っていきたいという場合に、9番とPWだけ「T250」にするというような組み方もあります。
「各番手に具体的な弾道のイメージがある人にとっては、コンボアイアンはそれを実現する有効な手段の一つです。タイトリストの新しい『Tシリーズ』は、構えた顔の印象もモデル間の差を小さくして、異なるモデルを組み合わせたときの違和感を小さくするなどの工夫がなされています。うまく組み合わせることができれば、特定の番手の弾道の不満を解消してくれる解決策になり得ると思います」(小倉店長)
最近では、ブリヂストンの「241CB」「242CB+」「258CBP」などもコンボを考慮したモデルとなっていますし、ダンロップ「スリクソン」シリーズの「ZXi7」「ZXi5」「ZXi4」、キャロウェイの「APEX」シリーズなどもそういった組み合わせがしやすくなっています。ピンも、アイアンをセットではなく1本ずつ販売しているので、組み合わせやすいメーカーです。
ロングアイアンがうまく打てない場合にも、こういったコンボセッティングをうまく活用することで、単純にUTにするだけではないクラブセッティングの可能性が広がるので、とくにアイアン好きな人にとっては有効な選択肢といえそうです。
フィッティングを受けて調整して使うことが大前提
ただし、単純に番手によってモデルを入れ替えればいいかというと少し注意が必要だと小倉店長はいいます。
「やはりモデルが変わるとヘッドサイズや重心位置が変わるので、シャフトなどをそろえてもまったく同じ振り心地というわけにはいきません。球のつかまりなども変わるので、あくまで『別モデル』という認識は必要だと思います。またモデルごとのロフト設定も異なるので、フィッティングをしてそれらを調整して使うのが大前提になると思います」(小倉店長)
たとえば「T150」の7番アイアンはロフト32度ですが、「T250」の6番アイアンはロフト27度。「T150」の8番アイアンは36度ですので、7→8番間のロフト差が4度なのに対して7→6番間のロフト差は5度に広がってしまいます。
ヘッドの飛距離性能自体も「T250」のほうが高いことを考えると、そのままでは距離のピッチがそろわない可能性もあるのです。
タイトリストは、フィッティングを前提とした販売をしていますし、その際にロフト調整などを行うので基本的には問題は出にくいです。しかし、自分で買いそろえたり、1本だけ買い足して組み合わせたりすると、ここに食い違いが生じる可能性があるかもしれません。
「飛距離や落下角などをそろえることは有効ですが、個人的にはミスのイメージが一定になるような配慮はしたほうがいいと思います。たとえば私自身の場合は、ミスをしたときには相応に芯を外れて飛距離が落ちてくれることが大事なのですが、やさしいモデルでは芯が広いぶんミスかと思ったのに飛びすぎてしまうことがあり、これは気持ち悪くて安心して使えません」
「人によってはその逆に、ミスヒットしてもそこそこ飛んでくれることが安心なのに、ショートアイアンだけガクンと飛距離が落ちてしまうとしたら不安かもしれません。いずれにせよ、距離や弾道などの数値だけを見るのではなく、あくまで実戦で使いやすいセットを作る手段として考えることが大事だと思います」(小倉店長)
最近のアイアンは、ショートアイアン、ミドルアイアン、ロングアイアンで異なる設計となっていて、各番手に求められる弾道を得やすくしているモデルも多いので、単一モデルで事足りるケースも多いですが、その差をより明確にできるのがコンボやブレンド。
番手ごとの弾道に違和感がある、特定の番手の苦手を解消したいという場合には考慮してみてはいかがでしょうか。
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