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- ゼロトルクや大型マレットとの相性がいい中尺パター使用者が急増中!? 使いこなせる打ち方やメリット・デメリットを聞いた
中尺パターとは、一般的なパターが33~35インチ前後の長さなのに対して、38インチ前後と7~12センチほどシャフトが長く、しかも通常の倍ぐらい長いグリップが装着されているのが特徴。最近、ショップでも見かけることが多くなった中尺パターについて小倉勇人店長に話を聞きました。
オデッセイだけでなく外ブラ各社からも発売
このところ、ゴルフショップで中尺パターを見かけることが増えました。かつて、USPGAで名手・キーガン・ブラッドリー選手などが使い流行したことがありましたが、その後はサッパリ見かけなくなっていました。
ですが、今年に入ってパターのニューモデルに中尺がラインアップされることが増えました。その理由や中尺パターのメリットについて、パターの名手として知られるゴルフショップ「リルガレージ」の小倉勇人店長に聞いてみました。

中尺パターとは、一般的なパターが33~35インチ前後の長さなのに対して、38インチ前後と7~12センチほどシャフトが長く、しかも通常の倍ぐらい長いグリップが装着されているのが特徴です。
ヘッドサイズも通常のパターよりも大きいことが多く、長尺とノーマルパターの中間的存在といえるでしょう。
「近年の流行のきっかけは、リッキー・ファウラー選手やウィンダム・クラーク選手、ブランソン・デシャンボー選手など、やはりUSPGAなどで中尺パターを使って活躍する選手が出てきたことだと思います」
「通常レングスのフィーリングを残しつつ長尺のようにオートマチックにストロークできる中尺パターは、大型マレットやゼロトルクパターとの相性がいいため、そういったヘッドが増えている点も関係していると思います。アームロックスタイルで使いやすいのも特徴です」(小倉店長)
中尺パターは長尺同様に、ルールによってアンカリング(グリップエンドを体に密着させそこを支点としてストロークすること)が禁止されて以降、使用選手は減りました。ですが、近年のパターヘッドのトレンドと連動して復活してきたということでしょう。
オデッセイは以前から少数ではありますが中尺をラインアップしていた中で、最近では「Ai-ONE」シリーズや「ジラフ・ビーム」などのシリーズに「クルーザー」としてモデルを増やし、他社でもL.A.B.GOLFやテーラーメイド、スコッティキャメロン、ピンなどからも中尺パターが発売されるなど、一般のアマチュアにとっても選択肢が増えました。
「最近の中尺は、グリップエンド側にカウンターウエートを入れることで総重量は重いながらも振り心地を通常のパターに近づけ、扱いやすくなっています。振り子のようなオートマチックなストロークを目指すけれども長尺は抵抗があるという人、ノーマルパターのフィーリングは残したいという人にとっては有効なパターだと思います」(小倉店長)
手先に頼るとショートしやすいので重さに任せて振る
扱い方は、グリップの中ほどを握ってグリップエンド側を余らせあとは通常のパターと同じように構えてストロークすればOK。
ノーマルレングスのパターよりも総重量が重いため、ストロークが安定しやすい、転がりが強くなりやすいというのが大きなメリットです。
一方で、重くて振り子のようにストロークしやすいということは、手先でのコントロールが効かないということでもあります。振り子のようにオートマチックにストロークしたい人にとってはメリットですが、もともとパターを手先で操作する人、タップ式でボールをヒットする感覚がある人にとっては、そういった本来の感覚を消してしまうことにもつながります。
「普段、無自覚に手を使っているアマチュアの多くは、中尺パターを使うとそれが封じられて最初はショートするケースが多いんです。かといって無理矢理それを手先の感覚で補おうとすると、強烈なパンチが入って大オーバーなんてこともあります」
「普段よりもテークバックを大きく上げて、そこから重力に任せてパター自体の重みでストロークするようなイメージでアジャストすることが必要だと思います」(小倉店長)
また、アドレスがハンドダウン気味の人や、ストロークのアーク(軌道の円弧)が強い人なども中尺パターとは相性がよくないかもしれません。
しかし実際に手にしてストロークしてみると、スムーズにストロークしやすく、「振りやすい」と感じる人は多いはず。とくに普段から大型マレットやゼロトルクのパターを使っている人は、選択肢が増えたいまこそトライしてみるいい機会かもしれません。
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