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キャロウェイの最新UT「APEX UW」と「APEX スーパーハイブリッド」を試打比較 どっちがどんなゴルファーにオススメ?
ゴルフライターの鶴原弘高が、新発売されたキャロウェイの最新ユーティリティー2モデルの性能を試打検証しました。「APEX UW」と「APEX スーパーハイブリッド」は、どちらもウッド型のタイプですが、似て非なる部分があります。各モデルの特性から、ゴルファータイプ別にどちらを選べばいいのかをジャッジしました。
同じウッド型でも、そもそも設計コンセプトが異なる
「APEX UW」と「APEX スーパーハイブリッド」は、どちらも今作で3代目となる新製品です。
初代の「APEX UW」は、石川遼プロが長年使い続けたことで知名度を上げて人気モデルになったクラブ。今作の3代目は、アスリートから評価が高かった初代モデルにヘッドシェイプを近づけるように開発されているのがポイントです。クラブ自体の特徴としては、ヘッドが大きめでショートウッドのような雰囲気もあり、なおかつチップ径(シャフト先端部の太さ)がウッドと同じなので、ドライバーやフェアウェイウッドと同じシャフトを使うことができます。そのおかげで他のウッドと“振り感”を揃えられるのも長所のひとつ。そのうえショートウッドよりもヘッドが小ぶりなので、振り抜きやすく、コントロール性が高いのも魅力になっています。

「APEX スーパーハイブリッド」は、これまで「エピック」や「パラダイム」といったシリーズモデルとして展開されてきましたが、今作からは「APEX」シリーズの一員となって新登場しました。初代モデルからチタンフェースが使われていて、フェースの反発性能を向上しつつ、直線的に飛ばしやすく開発されているクラブという点では今作の3代目も同じ。ひとことで言ってしまうと、こちらはアイアンのように構えて打ちやすいタイプのウッド型ユーティリティーです。「APEX UW」とは異なり、フェース面のスコアラインもアイアンのような形状で刻まれています。

「APEX UW」と「APEX スーパーハイブリッド」は、初代モデルから設計コンセプト自体が異なっています。「APEX UW」は、ウッドタイプのヘッドで払い打つイメージで打ちたい人に好相性なクラブ。対して「APEX スーパーハイブリッド」は、フェアウェイウッドが苦手で、アイアンやアイアン型ユーティリティーのほうが打ちやすく感じる人が使いやすいウッド型クラブとして作られています。
アスリートが構えやすく感じられる「APEX UW」
「APEX UW」に用意されているロフト角は、17度、19度、21度、23度の計4モデル。標準シャフトは約70グラムの「TENSEI BLACK SILVER 70 for Callaway」(S)です。今回は21度のモデルを試打しました。
構えてみると、フェース面のバルジ(スコアライン方向の丸み)が見えて、オーソドックスな顔つき。ヘッドサイズも大きすぎるようには感じず、操作性が良さそうにも感じられます。
筆者はもともと球が高いほうですが、21度のモデルを打つとスピン量は約4000回転。しっかりとスピンが入って、イメージしていたよりも落ち着いた球筋が打てるクラブだと分かりました。キャリー194ヤード、総距離が197.5ヤードとなっていて、グリーンを狙ってボールを止められる弾道がラクに打てます。
打感もソリッドで小気味よく、ヘッド形状の見た目に加えてフィーリング面でもアスリートに好まれそうなクラブです。
ヒールヒットに強くて直線的に飛ばせる「APEX スーパーハイブリッド」
「APEX スーパーハイブリッド」に用意されているロフト角は、16度、18度、21度、24度の計4モデル。ちなみに今回試打する21度だけは、「APEX UW」と同じロフト設定、同じ長さ(40.25インチ)になっています。標準シャフトは「VENTUS SILVER 6 for Callaway」(S)となっていて、「APEX UW」とは数グラムしか差がありません。
前述したように、こちらのモデルはウッド型でもアイアンのような雰囲気を備えています。強いグースは付いていませんが、フェース面のスコアラインがアイアンライクになっていて、「APEX UW」のような丸みがありません。まっすぐのラインをゴルファーに意識させて、直線的な弾道をイメージさせる顔つきです。また、今作は従来モデルよりもヘッドが小ぶりになっていて、ヘッドの見た目の大きさは「APEX UW」と差がありません。意外とすっきりとした印象のクラブに仕上げられています。
打ってみると、こちらも約4000回転のスピン量。従来モデルの「スーパーハイブリッド」よりもスピン量が多く、強く前へと飛んでいくというよりは、高初速で飛び出しながら、弾道の途中からスピンで吹け上がってくれるような球筋になります。筆者が打つと、キャリーで192.7ヤード、総距離で196.1ヤード。数値的には「APEX UW」よりも打ち出し角が少し高くなり、弾道の最高到達点では「APEX UW」が98フィート(約29.9メートル)に対して、「APEX スーパーハイブリッド」はより高い103フィート(約31.4メートル)となりました。
加えて特筆すべきは、ミスヒット時の寛容性です。「APEX スーパーハイブリッド」ではヒールの下目に当たったときにも球がよじれず、ターゲットに向かってまっすぐに飛び、キャリーが5ヤードほどしか落ちませんでした。今作では両モデルにAIを使って開発された「Ai APEX FACE」が採用されていますが、筆者がその効果を如実に感じたのは「APEX スーパーハイブリッド」のほうでした。
操作性と直進性、どちらを優先するかでモデルを決めよう
標準シャフトを装着した状態では、「APEX UW」と「APEX スーパーハイブリッド」のクラブ重量差はほとんどなく、ロフト設定も似通っています。弾道の数値にもそれほど大きな違いが見られませんでした。どちらのモデルもスピンがよく入った高弾道を打ちやすく、グリーンに止まる球を打ちやすいクラブになっています。

大きく異なるのは、構えたときの印象と操作性の良さです。オーソドックスな見た目のクラブが好きで、弾道を打ち分けるイメージを持ちたい人は「APEX UW」を選ぶべきでしょう。そうではなくて、直線的にターゲットを狙って打ちたい人、とにかくミスヒットに強いクラブが欲しい人には「APEX スーパーハイブリッド」をオススメします。
試打・文/鶴原弘高
つるはら・ひろたか/1974年生まれ。大阪出身。ゴルフ専門の編集者兼ライター。仕事のジャンルは、新製品の試打レポート、ゴルフコース紹介、トレンド情報発信など幅広く、なかでもゴルフギア関連の取材が多い。現在はゴルフ動画の出演者としても活躍中。YouTubeチャンネル:『A1 GOLF CLUB』(https://www.youtube.com/@A1_GC) Instagram:@tsuruhara_hirotaka
【取材協力】フライトスコープジャパン

今回の取材はフライトスコープジャパン本社内のパフォーマンススタジオをお借りし、「FlightScope MEVO Range」と「Pro V1 RCT」ボールを用いて計測を行いました。
公式サイトhttps://flightscope.co.jp/
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