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売り上げ好調「Qi4D」コアモデルとLS“やさしめポジション”計測結果は瓜二つ!? 迷ったときに選ぶポイントとは?
テーラーメイド「Qi4D」シリーズは、個々のゴルファーに合わせたクラブフィッティングや弾道調整がしやすいのも特長になっています。そこで今回は、いちばんの売れ筋である「Qi4D」(コア)の標準仕様と、小ぶりヘッドの「Qi4D LS」を深重心化したモデルを打ち比べてみました。
「Qi4D LS」の前後ウェイトを付け替えてコアに近づける
2026年1月29日にテーラーメイド「Qi4D」シリーズが発売され、好調なセールスを記録しています。契約プロが次々に「Qi4D」の最新モデルにスイッチしていることも、ギア好きのゴルファー心理に響いているようです。
テーラーメイド看板プロの使用モデルを見てみると、ローリー・マキロイとスコッティ・シェフラーはコアモデル(スタンダード)の「Qi4D」をチョイス。トミー・フリートウッドは小ぶりヘッドの「Qi4D LS」を使用しています。
彼らが使っている2種類のモデルの大きな違いは、ヘッドの投影面積とスピン量です。大きさに関して言うと、「Qi4D」(コア)は中間的なヘッドの投影面積になっていて、「Qi4D LS」はそれよりも小ぶり。ヘッドの重心位置は、「Qi4D」(コア)がスタンダードだとすると、「Qi4D LS」はロースピン弾道が打てるように浅重心設計になっているのが特徴です。

とはいえ、ソールのウェイト調整によってヘッド性能を変えられるのが「Qi4D」シリーズのウリでもあります。「Qi4D LS」にはソールの前後に2つのウェイトが配置されていて、標準仕様では前方のウェイトが15グラム、後方が3グラムの浅重心仕様ですが、前後のウェイトを入れ替えることで深重心仕様にもできます。つまり、ウェイト調整すると「Qi4D LS」のヘッド性能を「Qi4D」(コア)に近づけることもできるわけです。
ゴルファーのなかには「小ぶりのヘッドが好きだけど、そこまで低スピンじゃなくてもいい」「小ぶりで寛容性の高いヘッドがいい」と思っている方もいるはずです。
そんなわけで今回は、「Qi4D」(コア)を標準仕様で試打し、「Qi4D LS」は後方側のウェイトを重くする(深重心仕様)にして打ち比べてみることにしました。
「Qi4D」(コア)と「Qi4D LS」(深重心仕様)の弾道計測数値は?
「Qi4D」(コア)と「Qi4D LS」はロフト角9度で統一し、シャフトも「REAX 60 Mid blue」(S)で揃えて試打しました。弾道計測器「フライトスコープ」を使って計測した数値が以下になります。
【「Qi4D」(コア)の弾道計測値】
ヘッドスピード:44.1m/s
ボールスピード:63.8m/s
打ち出し角:15.8度
スピン量:2165回転
キャリー飛距離:237.3ヤード
トータル飛距離:247.4ヤード
【「Qi4D LS」(深重心仕様)の弾道計測値】
ヘッドスピード:44.1m/s
ボールスピード:63.5m/s
打ち出し角:16.5度
スピン量:2058回転
キャリー飛距離:237.7ヤード
トータル飛距離:247.8ヤード

試打している筆者も驚くぐらい、2モデルが同じような数値になりました。わずかな数値の違いは、打点とスイングによる誤差だと考えていいでしょう。結論から先に言ってしまうと、「小ぶりのヘッドが好きだけど、そこまで低スピンじゃなくてもいい」「小ぶりで寛容性の高いヘッドがいい」と思っている人には、「Qi4D LS」の深重心仕様をオススメできます。
ちなみに、「Qi4D LS」の深重心仕様を打っていると、ヘッド性能が前作の「Qi35 LS」とそっくりであることに気が付きました。前作「Qi35 LS」では標準ウェイトセッティングが、ソール前方に3グラムのウェイトが2つ、後方に13グラムを備える深重心仕様だったのです。「Qi35 LS」の性能を気に入っていて、新作に乗り換える人にも「Qi4D LS」の深重心仕様をオススメします。
ヘッドの動かしやすさと球のつかまえやすさが異なる
弾道計測数値はほぼ同じになりましたが、打っていて異なるところも感じました。筆者の場合は、「Qi4D LS」(深重心仕様)のほうがヘッドを動かしやすいぶん、ヘッドをターンしやすくて球のつかまりが良かったです。ドローを打ちやすいとも言えますし、左に飛びそうでコワイという印象も同時に持ちました。要するに「Qi4D LS」を深重心仕様にしても、「Qi4D」(コア)よりも操作性が良いヘッドにはなります。

こういうフィーリングやヘッドの反応には個人差があるので、誰もが筆者と同じ結果になるとは言えません。ですが、一般的にはこのような傾向になると思います。ぜひ皆さんも、ご自身で試打して確かめてみてください。
試打・文/鶴原弘高
つるはら・ひろたか/1974年生まれ。大阪出身。ゴルフ専門の編集者兼ライター。仕事のジャンルは、新製品の試打レポート、ゴルフコース紹介、トレンド情報発信など幅広く、なかでもゴルフギア関連の取材が多い。現在はゴルフ動画の出演者としても活躍中。YouTubeチャンネル:『A1 GOLF CLUB』(https://www.youtube.com/@A1_GC) Instagram:@tsuruhara_hirotaka
【取材協力】フライトスコープジャパン

今回の取材はフライトスコープジャパン本社内のパフォーマンススタジオをお借りし、「FlightScope MEVO Range」と「Pro V1 RCT」ボールを用いて計測を行いました。
公式サイトhttps://flightscope.co.jp/
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