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「MAX」と「MAX D」を打ち比べて分かった「クアンタム」本当の強みとは? 数値に現れるアベレージゴルファーの利点
キャロウェイ「クアンタム」シリーズには、ドライバーが5モデルも用意されています。その中から今回はアベレージゴルファーにハマりそうな「クアンタム MAX」と「クアンタム MAX D」の2モデルをピックアップ。ゴルフライターの鶴原弘高が試打してヘッド性能の違いを確かめました。
アベレージ層にドンズバなのは「MAX」と「MAX D」
キャロウェイ「クアンタム」シリーズが2月6日に発売されました。今作では「クアンタム MAX」「クアンタム MAX D」「クアンタム MAX FAST」「クアンタム ◆◆◆(トリプルダイヤモンド)」「クアンタム ◆◆◆ MAX」と、ドライバーが5モデルも同時発売となりました。
その中でアベレージゴルファー向けのモデルとも言えるのが、「クアンタム MAX」「クアンタム MAX D」「クアンタム MAX FAST」の3モデルです。「MAX FAST」は軽量設計でヘッドスピード40m/s未満のゴルファーを対象に設計されているので、アマチュアの平均的なヘッドスピードを40m/sちょっとと考えれば、「MAX」と「MAX D」がアベレージ層にはドンズバなモデルと言えます。

そこで今回は、「MAX」と「MAX D」をできるだけ同じ条件で打ち比べて、見た目、フィーリング、弾道の違いを検証してみることにしました。「MAX」の試打クラブはロフト角9度、シャフトは「TENSEI GRAY 60 for Callaway」フレックスS。「MAX D」の試打クラブはロフト角10.5度だったので、ネックの調整機能でロフト角をマイナス1度に設定し、「MAX」と同じシャフトを装着して試打しました。
スタンダードモデルの「MAX」は左右に曲げてしまう人向け
クアンタムシリーズの「MAX」は、中間的な性能のスタンダードモデルとして位置づけられています。構えてみると、ソールの据わりが良くてフェースの向きもスクエア。前作「エリート」や前々作「Ai スモーク」は、スタンダードモデルでもオープンフェースに感じられたので、多くの人が最新「MAX」を構えやすいと感じるはずです。もう一つ筆者が気になったのは、クラウンの厚みのせいか意外にもライ角がフラットに感じることです。投影面積の大きいヘッドですが、引っ掛けにくそうに感じられるアスリートユースの雰囲気も「MAX」には備わっています。

打ってみると、スイング中にヘッドがブレづらく、高慣性モーメント設計であることが手に伝わってきます。特筆すべきはオフセンターヒットにめっぽう強く、球が曲がりづらいことです。弾道計測値を見ると、筆者はヘッドの入射角がアッパー軌道かつフェースの上目でヒットしているため、打ち出し角が高く、スピン量は2000回転を下回っています。これ以上はスピン量が減りようのない打ち出し条件なので、ドロップする危険性はないと言えます。実は、これが大事なところです。
「MAX」のソール後方には付け替え式のウェイトポートがあって、〈ドロー〉と〈ニュートラル〉のどちらかで設定が可能です(※赤いウェイトが重く、黒いウェイトが軽い)。標準仕様ではヒール側に重い(赤い)ウェイトを配置した〈ドロー〉設定になっていて、筆者の場合は標準仕様でも適度に球がつかまりました。
直進性が高いヘッド性能なので、左右どちらにも曲げてしまう人に「MAX」はオススメできるモデルです。「どちらかいうと左へのミスが気になる」という人は、ウェイトポートの赤いウェイトをトゥ側の〈ニュートラル〉に設定するといいでしょう。そういった調整ができるのも「MAX」の長所です。
見た目からして「MAX D」は右に飛ばさない安心感あり
続いて「MAX D」を構えてみると、決してフックフェースではないのですが、球をつかまえやすそうな顔つきに感じます。「MAX」よりも「MAX D」のほうが1度だけライ角がアップライトになっているのがカタログ上での数値的な違い。でも、ただそれだけではなく、ヘッド全体のシェイプを含めて、球が右に飛ばなそうな安心感があるように「MAX D」は設計されています。

そんな見た目の印象は気にしないようにして、「MAX」と同じ感覚で素直にスイングしてみました。すると、見事なぐらいにフック系の球筋が出ました。あきらかにインパクト手前からヘッドが自然とターンしてきて、結果的に球がよくつかまります。
もうひとつ印象的なのは、「MAX」よりも振り抜き感がいいことです。「MAX D」はドローバイアスの重心設計になっているため、ゴルファーから見て手元側にヘッドの重心位置が寄っています。その影響もあってスイング中にヘッドを軽く感じられて、軽快にフィニッシュまでクラブを振り抜くことができます。実際に筆者の場合は「MAX」よりも「MAX D」のほうがヘッドスピードが速くなっていました。
弾道計測値を見ると、「MAX」と同じような打ち出し条件でスピン量は2000回転以下になりました。こちらも打ち出し角が十分に出ているので、ドロップしてしまう危険性はなさそうです。普段はスライス系の持ち球でスピン過多の人が「MAX D」使うと、適正スピン量のストレートボールが打てるようになると思います。
ミスヒットに耐えてくれるスピン量の安定性と寛容性
クアンタムシリーズのドライバーは、新たに3層構造のフェース「トライフォース」を採用しているのが一番の特徴です。インパクト時の“球持ち”の良さがある独特のフィーリングだけでなく、AI設計による弾道補正効果も向上しています。前作も優れた性能だったので、それ以上の効果をはっきりと体感できるかは微妙なところですが、弾道計測してみると、オフセンターヒット時でもスピン量が変わりづらいことがよく分かります。コースで使ってみると、ミスヒット時に「意外と耐えてくれている!」ことを実感できるはずです。
今の時代は、ドライバーのスピン量を減らすことよりも、一定の条件下でスピン量が減りすぎてドロップしてしまうミスを軽減できるほうが実戦では有利で大切です。今回試打したクアンタムの2モデルは、実戦的な性能を備えたモデルと言えます。
試打・文/鶴原弘高
つるはら・ひろたか/1974年生まれ。大阪出身。ゴルフ専門の編集者兼ライター。仕事のジャンルは、新製品の試打レポート、ゴルフコース紹介、トレンド情報発信など幅広く、なかでもゴルフギア関連の取材が多い。現在はゴルフ動画の出演者としても活躍中。YouTubeチャンネル:『A1 GOLF CLUB』(https://www.youtube.com/@A1_GC) Instagram:@tsuruhara_hirotaka
【取材協力】フライトスコープジャパン

今回の取材はフライトスコープジャパン本社内のパフォーマンススタジオをお借りし、「FlightScope MEVO Range」と「Pro V1 RCT」ボールを用いて計測を行いました。
公式サイトhttps://flightscope.co.jp/
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