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- 試打して購入もすぐに合わなくなる不思議… 長く使える「高コスパ」ゴルフクラブの選び方
毎年新作が登場するゴルフクラブの中で、長く使える1本を選ぶには何が重要なのか。飛距離よりも安定性を重視すべき理由など、ショップ店長の視点から後悔しないクラブ選びのポイントを探った。
アイアンは「代わり映えしない」くらいが飽きない
「長く使えるアイアンを見つけるのはとても難しいですが、個人的には機能よりも顔や打感といったフィーリングを重視したほうがいいと思います。『使っていればそのうち慣れる』という考え方もありますが、案外違和感は消えにくく、ここに不満があるクラブは長く使う気になれません。顔が好きで打感が心地よければ、多少のミスも納得して使えるものなので、第一印象の『心地よさ』は意外に大事ですよ」(小倉店長)
小倉店長のお客さんの傾向を見ると「何を使っても同じ」という理由で長く使い続ける人も、「これじゃなきゃダメ」という理由で長く使い続ける人も、軟鉄鍛造モデルの傾向が圧倒的に高いとのこと。

次々に買い替えるタイプの人は高機能で個性の強いモデルを買っては「いまのアイアンに飽きた」というパターンが多いそうで、その意味では、最初はあまり代わり映えがしないと感じるようなアイアンの中から、顔や打感にピンときたものを選ぶといいかもしれません。
軟鉄鍛造アイアンはロフトやライ角の調整ができる点も強み。自分のライ角に合わせておけば不満も出にくいですし、ちょっとした距離の不満などはあとからロフト調節で微調整することもできます。
ただし10年以上長く使い続けたいと考えるなら、ステンレスヘッドの丈夫さにもメリットはあります。そういった場合は、接着剤で貼り付けられているバックフェースのパッチなど、経年で外れてしまいそうなパーツがないものを選ぶのもポイントかもしれません。
ウェッジは、長く使っているとフェースの溝の劣化が進むので、ある程度消耗品の意味合いが強いクラブ。そのためほかのクラブと比べると交換のサイクルは短くならざるを得ません。
「そう考えると、1本のクラブを長く使うというよりも、長く続くロングセラーの人気モデルを使い続けるほうが現実的かもしれません。いま使っているモデルが廃盤になっても、似たフィーリングのモデルを見つけやすいですからね。どうしても1本を長く使いたいなら、ステンレスヘッドのものやアイアンセットのウェッジを選ぶといいでしょう」(小倉店長)
最後にパター。パターこそ「コースで使ってみなければわからない」というクラブの典型。長く使えるパターは、「入るパター」にほかならないのです。
「パターは直感と成功体験がすべてです。1回でも『いい思い』をしたパターは手放さずに手元に置いておきましょう。いつかまた『あれを使いたい』と思うときが来て引っ張り出し、そしてまた『いい思い』をするという蓄積によって長く使えるパターになっていきます。いろいろ買っては売らずに取っておく人ほど、『年の友』がいるものです」(小倉店長)
それとは別にもしちょっと高額なパターなどを奮発し、長く使うことを前提に買おうとするなら、「小型~中型マレットがおすすめ」だと小倉店長は言います。
「大型マレットはどうしても流行り廃りがあるので、古いモデルが古臭く感じてしまいます。定番のヘッド形状はタイムレスで古く感じませんが、ブレード型はシビアに感じる人が多く、いざ『また使ってみよう』と思ったときに心理的抵抗になりやすい。ですので、あとで使わなくなるリスクを減らすには、定番のヘッド形状で小さすぎないオーソドックスなマレットパターがいいんじゃないかと個人的には思います」(小倉店長)
いずれにしても、長く使えるクラブは「自分に合っていること」が大前提。長く使いたいと思うクラブこそ、しっかりフィッティングを受けて「納得して買う」ことが大事です。
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