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- 試打して購入もすぐに合わなくなる不思議… 長く使える「高コスパ」ゴルフクラブの選び方
毎年新作が登場するゴルフクラブの中で、長く使える1本を選ぶには何が重要なのか。飛距離よりも安定性を重視すべき理由など、ショップ店長の視点から後悔しないクラブ選びのポイントを探った。
ドライバー選びでは「一発の飛び」を求めない
ゴルフクラブは毎年膨大な新商品が発表されています。新しいものは革新的なテクノロジーや新素材などで「飛ぶ」「やさしい」といった宣伝がなされていますが、そうそう毎年買い換えられるものではありません。
「ずっと」とまではいかなくとも、ある程度長い期間使い続けられるクラブとはどんなクラブなのでしょうか。ゴルフショップ「リルガレージ」の小倉勇人店長に聞いてみました。
まず前提として今回考える内容は、いまの自分の技術が特に上達も劣化もせず、キープされているという想定です。平均100前後でプレーしていた人が70台でプレーできるようになったなら求められるクラブは変わりますし、毎週プレーしていた人が練習量も減って年間数ラウンドになったらクラブも変えたほうがラクです。
また年齢的な面でも、加齢によってヘッドスピードが大きく落ちるようなことがあれば適正な重さのものに換えるべきですので、そこは別問題だと考えてください。

「まずドライバーに関してはほかのクラブ以上に技術的な進歩が大きいので、基本的に新しいもののほうが高機能です。10年前のクラブは機能面で『明らかにもう古い』と感じるでしょうし、10年以上使い続けたら、買い替えた際に『さすがに新しいクラブは高性能だ』と感じられると思います」(小倉店長)
そのうえでどういうドライバーが長く使いやすいかというと、「想定外のミスが出にくいクラブ」だと小倉店長は言います。
試打して一発の飛距離が出たとしても、逆球が出やすかったりナイスショットとミスショットの落差の大きいクラブはすぐに不満が出やすく、使いにくくなってしまうといいます。
またシャフトが自分に合っていることも重要なので、長く使いたいと考えるならシャフトの選択は入念に行ったほうがいいでしょう。
FW(フェアウェイウッド)に関しては、ツアープロでも契約外の古いFWを長く使っている選手も多くいます。
これは、FWにはティーショットで曲げずに飛ばし、フェアウェイから距離を稼ぎ、ラフからもうまく打て、番手によってはグリーンを狙えるというような幅広い能力を求め、しかもコースでの実戦的な使い勝手が重要であるため、そこにドンピシャでハマるクラブはそれほど多くないからでしょう。
その意味では「長く使えるかどうか」を事前に見極めて買うのがとても難しいジャンルといえ、コースで試してみて気に入ったものを長く使い続けるという形にならざるを得ない部分があります。
「中・上級者に関しては、とにかくいろいろコースで試してみるしかないですが、一般的なアベレージゴルファーであれば、『ミスなくやさしく打てるクラブ』であることを優先すべきでしょう」
「とくにFWのナイスショット率があまり高くなく『得意でない』と自覚している人は、『いつもそこそこのところに飛んでくれる』ことが重要。うまく打てた場合の5~10ヤードの飛距離性能などにこだわらず、ちゃんと高さが出てコースで安心して使えることを優先したほうが、長く使えると思います」(小倉店長)
UT(ユーティリティー)は形状やロフトなどのバリエーションが多く個性の強いクラブです。
しかしアマチュアにとっては、アイアン以上の長い距離を打つクラブであると同時に、悪いライから「ある程度の距離を運ぶ」際などにも活躍する便利クラブという側面も持っています。
前者に関しては「特定に距離を確実に打てること」、後者に関しては「安心感」が大事だというのが小倉店長の考えです。
「『この1本はバッグから抜けない』という相棒になるUTは、ホームコースの長いパー3などの特定の距離をキッチリ打てるクラブである場合が多いと思います。ロフトや長さを考慮してしっかり試打して決めると、長く使えるクラブになってくれる可能性大です。悪条件から脱出には、高さが出たりボールを拾いやすいという『やさしさ』が重要。ある程度ロフトが多いモデルで、構えた顔に安心感のあるものを選ぶといいと思います」(小倉店長)
なおFWやUTは重さがとても大事。一般男性ゴルファーにとっては市販モデルが軽すぎるケースが多いので、長く使いたいと思うならフィッティングなどをしっかり受け、軽すぎないシャフトを選ぶことが必須条件です。
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