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ミズノの“意地”を感じる顔と寛容性! 「MX FORGED」アイアンの試打で分かった「打点ブレ」への強さ
ミズノの「MX FORGED アイアン」は、軟鉄鍛造の打感とやさしさを追求したモデル。往年のMXシリーズを思わせる“やさしいフォージド”の現代版ともいえるその実力を、QPこと関雅史プロが試打して解説する。
トゥ側のミスに強く飛距離ロスが少ない
昔のアベレージ向け大型アイアンは、見た目はやさしそうでも、実際には打点を外すと急に球が弱くなるモデルも多かったんです。特にトゥ側に当たると、ペラッとした球になって20ヤード、30ヤード落ちることもありました。

ところが最近のやさしいアイアンは、トゥで打っても真ん中で打っても、飛距離や球筋の差がかなり少なくなってきています。このMX FORGEDもその流れに近い性能を、フォージドアイアンで実現している印象です。
バックフェースを見ると、周辺に重量をうまく分散させているように見えます。特にトゥ側や下側にしっかり重量を感じる作りで、打点がズレてもヘッドが当たり負けしにくい。アマチュアはどうしてもトゥ寄りに当たりやすいので、そこを助けてくれるのは大きいです。
それでいてロフトが極端に立っている“飛び系一辺倒”という感じでもない。飛距離性能を出しながら、あくまでアイアンとしての見た目や扱いやすさを残しているところに、ミズノらしさがあります。
スコアを助ける性能は高い
打感については、正直に言うと僕の好みからすると少し音が高めに感じました。カキーンというか、少しキーンと伸びるような音があって、それが硬く感じる人もいると思います。ミズノのフォージドらしい柔らかい打感を期待すると、そこは少しイメージと違うかもしれません。

ただし、性能面ではかなり優秀です。つかまりはしっかりあるし、球も上がる。曲がりにくさ、寛容性、構えやすさのバランスもいい。上級者が使ってもミスがミスになりにくいですし、アイアンが苦手なアマチュアにとってもかなり助けになるモデルだと思います。
特に「やさしいクラブを使いたいけれど、いかにも大型のアイアンは構えにくい」「ミズノのアイアンを使いたいけれど、難しいモデルは不安」という人には、かなりハマるはずです。昔のMXシリーズを知っている人なら、“あのやさしさが現代的に戻ってきた”と感じるかもしれません。
ミズノが作ると、ここまできれいな顔のままやさしいフォージドが作れるんだな、という意地を感じるアイアンです。
撮影協力:ゴルフフィールズ(東京都北区)
試打した人 関雅史(せき・まさし)/通称「QP」
1974年生まれ、東京都出身。クラブ設計理論やスイングメカニズムに精通し、試打インプレッションの名手として数多くのゴルフ専門媒体で活躍。プロフィッターとしての経験も豊富で、アマチュアからプロまで幅広いプレーヤーのクラブ選びをサポートしてきた。特に、クラブの性能を“打ちながら分解する”ように解説するスタイルに定評があり、最新クラブのインプレッションでは国内屈指の信頼を集めている。YouTubeチャンネル「QPのゴルフな日常」でも分かりやすい解説が人気。
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