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- 「飛び」に徹底的にこだわるフットジョイの新作 厚底ランニングシューズのようにゴルフを変えるか!?
ゴルフシューズの代名詞とも呼ばれる「フットジョイ」が新作シューズを発表。クラシックなサドルタイプのイメージとは真逆のハイテク系シューズはどんな性能を備えているのでしょうか。
圧倒的な「安定性」と「フィット性」が飛びにつながる
75年以上の長きにわたり米PGAツアーで圧倒的使用率ナンバー1を誇ってきたフットジョイが、力の入った新作をこの2月に発売します。
フットジョイと言うと、クラシックなサドルタイプのシューズを真っ先に思い浮かべる人も多いと思いますが、テクノロジー盛り盛りのハイテク系ゴルフシューズにも定評があります。
そんなハイテク系フットジョイの最先端技術を結集し、徹底的に飛びとパワーにこだわったのが新作「ツアーアルファ」です。
その特徴は圧倒的な「安定性」と「フィット性」だと言います。スイング動作の一瞬一瞬にフォーカスし、その動作中にシューズがどう作用すべきかを分析して各パーツを組み上げ、パワーを最大限に伝えるということです。
「シューズで飛距離が伸びる」と言うと、眉に唾する人も多いかもしれませんが、最近「地面反力」という言葉がゴルフ界では大きなトレンドになっている通り、効率的にパワーを発揮するために、地面との接点であるシューズが重要であることは間違いありません。ランニングの世界でシューズによって記録が大きく伸びることが証明されたことを見ても、「何を履いても大差はない」とは言えないことは明らかでしょう。
前述した通り「ツアーアルファ」は「安定性」と「フィット感」に徹底的にこだわって開発されたということですが、まず安定性を高めるテクノロジーを紹介すると、1つ目はカカトの両サイドにせり出して両側からしっかりホールドするフレーム。カカトを挟み込むような構造です。
2つ目は中足部~前足部にかけ新開発のEVA素材を採用したミッドソール。大幅にクッショニングが高まっています。
3つ目はシューズの中で足がズレるのを防ぐために最も重要とされるヒールカウンター。より硬くて軽量な素材を3D立体成型し、かつてない安定性を実現しています。
最後にアウトソールは接地性を最大限に向上する設計で、スパイク部分は左右に張り出すように幅広く配置されています。これで卓越したグリップ力と抜群の安定性を実現すると言います。
ソールで溜めたパワーを上半身に伝えるフィット性
前述したようなソール部分のテクノロジーによって溜めたパワーを無駄なく上半身~クラブ~ボールと伝えていくためには「フィット感」が重要です。そのため「ツアーアルファ」では、2つのBOAフィットシステムを採用しています。
このシューズはシングルBOAとデュアルBOAの2タイプがラインナップされていますが、足首から甲部分を包み込むように締める「WRAPID BOAフィットシステム」は共通。フットジョイだけの構造としてヒールまでBOAのワイヤーが回っているため、足入れ部まで均一に締めることができます。
デュアルBOAのタイプはスイング中に緩みやすい中足部~前足部に2つ目のBOAダイヤルを設置。順回転・逆回転で1ミリ単位でフィット感を調整できます。これでよりヒモのフィット感に近づいたと言います。さらに飛ばしたいティーショットでは少し絞めるなど、コース状況、プレーの場面で締め具合をコントロールすることも可能。これはヒモ靴にはない優位性と言えます。
「ツアーアルファ」の新製品発表イベントに登場した昨シーズンドライビングディスタンス1位の幡地隆寛は、このシューズを昨年のカシオワールドオープンから実戦投入。「途中で緩むこともなく、靴を意識せずに済んだ」と語りました。フィット感の高さはプレーへの集中度も左右するようです。
また、それまでの連戦の疲れが消えてパワーが戻った感覚があったと言い「シューズで変わるんだ!」と実感したと言います。このシューズは26センチで片足490グラムと決して軽い部類ではないですが、軽いシューズが好きだという幡地でも違和感がなかったというのはフィット感が高いためかもしれません。
幡地はデモンストレーションでキャリー331ヤード、トータル353ヤードのビッグドライブを記録。もちろんシューズの効果だけではないでしょうが、飛ぶシューズに見事な説得力を持たせていました。
安定感が増し、スイング時の壁が作れ、地面反力が使えるというこのシューズ、店頭に並んだら一度試してみてはいかがでしょうか。
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