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- 「踏み出すタイミングだな、と」元賞金女王・村口史子が「子ども食堂」支援コンペを主催
トーナメント解説でもおなじみの元賞金女王・村口史子が「子ども食堂」やひとり親世帯への支援をコロナ禍で続けています。主催するチャリティーコンペは、回を追うごとに賛同者が増え、100人を超える規模になりました。
約60万円に加え食品やお米券を寄付
「以前から食材を必要としている子どもがいることが気になっていて……。なんとか『子ども食堂』の力になれれば、と考えていました」というのは、トーナメント解説でもおなじみ、1999年賞金女王の村口史子。

去る5月20日、4回目となる「子ども食堂応援チャリティーゴルフコンペ」を主催しました。
「地域の子どもたちや子育て家庭を応援しよう」という思いに賛同した76名のアマチュアと26名のプロが参加して行われました。
参加費の中から経費を差し引いた約60万円に加え、持ち寄りの野菜や米などの食品が、プロの地元、東葛地区(千葉県北西部)で活動する「とうかつ草の根フードバンク」に寄付されました。
寄付金は、ひとり親を中心とした食材や食品を必要としている家庭への食支援として活用される予定。ちなみに、前回3回目の寄付金は、東葛地区の子ども食堂ネットワークが食材や弁当、文房具を購入し、206世帯に配布されたといいます。
コンペの発端は、コロナ禍初期の緊急事態宣言の頃。
「ゴルフの仕事はできないし、ゴルフ場も今のように人がいなかった時期。時間もあったので、ずっと気になっていた『子ども食堂』への協力に踏み出すタイミングだな、と感じました」(村口)
同じ柏市在住で友人の石崎越子(元LPGA副会長)と行動を開始。
「とはいえ、どこにどうすればいいのか分からなかったので、柏市に聞いたところ、『とうかつ草の根フードバンク』を紹介してもらいました」
代表の梅澤一雄さん、事務局長の高橋亮さん(「高」は「はしごだか」が正式表記)がゴルフ好きということもあり、チャリティーコンペ実現への道は円満に進みました。以来、自宅で不要な食品を持ち寄るフードドライブにも、たびたび寄付しているといいます。
第1回に比べ参加者は倍以上に
チャリティーコンペは各組に1人ずつプロがつくスタイル。プロによるワンポイントレッスンも好評で、参加者も年々増えています。
参加者の推移
第1回(20年10月) アマチュア30名+女子プロ10名 10組
第2回(21年5月) アマチュア54名+女子プロ18名 18組
第3回(21年10月) アマチュア75名+女子プロ25名 25組
第4回(22年5月) アマチュア76名+女子プロ26名 26組
「新規で参加くださる方が増えてとてもうれしく思います。でも、もっともっと大きな力にしていきたい。もしもご賛同くださる方がいたら、次回以降ぜひ参加してください」と村口。
また、毎回「千葉カントリークラブ川間コース」で開催してはいるが固定ではないとのこと。「大型コンペをぜひうちのコースで」というゴルフ場からのオファーは大歓迎とか。
「これからも息長く続けていきたいと思っています。寄付する地域が千葉という条件になってしまいますが、ほかの地域から来てくださるプロもいます。協力していただけるプロ、いつでも待っています!」(村口)
草の根で始まったこの取り組みですが、さらに大きな花を咲かせそうです。
子ども食堂
「子ども食堂」とは、子どもが誰でもひとりで安心して無料または低料金で温かいご飯を食べられる場所。主にNPO法人や地域住民によって運営され、子どもへの食事提供のほかにも、子どもの孤食解消や居場所づくり、地域の交流の場としての役割も。コロナ禍でも増え続け、現在、日本全国で6000カ所を超えて(2021.12発表。むすびえ、地域ネットワーク団体調べ)いるといいます。
とうかつ草の根フードバンク
「子ども食堂のその先へ」をテーマに、子ども食堂を拠点に必要な家庭に食品を届けるフードバンク。代表は梅澤一雄氏。千葉県の北西の地域「東葛飾」地区(野田市、流山市、柏市、我孫子市、松戸市)で活動している。問い合わせ・とうかつ草の根フードバンク 電話:090-2733-0555(事務局:高橋氏) 所在地:流山市鰭ヶ崎1273 メール:[email protected]
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