第4位 GLIDE 4.0 ウェッジ(ピンゴルフジャパン)

番手別の削り出し溝とエメリーブラスト、疎水性の高いハイドロパールクローム仕上げで、優れたスピン性能を発揮する新フェース採用。ぬれた状態やラフからでも安定したスピン量と理想の摩擦力を可能にします。打感と寛容性に優れ、ミスにも強いウェッジです。2022年5月13日発売。メーカー希望小売価格:1本・スチール:2万7500円(税込み)、カーボン:3万800円(税込み)
第5位 DJ-5(フォーティーン)

「刺さらず抜けて振り抜きのよい」ソール形状が、ザックリを軽減。ルールギリギリの断面積を確保した溝で、雨やラフからでも安定したハイスピンショットが可能です。バックフェース側をスケートリンク上に広げたブレないヘッドは、ミスにも強くなっています。2021年12月10日発売(ブラックメッキ仕上げは2022年3月18日発売)。メーカー希望小売価格:1本・2万6400円(税込み)
「サンドウェッジはメーカー主催の試打会でソールの抜けをチェック」(小室店長)
相変わらず、ボーケイデザインSM9ウェッジが人気です。順位の変動があるのは、2位以下のモデルのみの印象で、この図式はずっと変わらない気がします。
最近のウェッジは、同じモデルでもソール形状の異なるものや、同じロフトでバンス角違いのものなど、各メーカーが豊富なラインアップをそろえています。首位のSM9も6種類のソール形状がラインアップされていて、どれを選べばよいのか悩む人も多いようです。
56度以上、いわゆるサンドウェッジの部類に入るロフトのものは、しっかりとソール形状を選ぶ必要があります。状況に合わせて、球を高く上げるロブショットなど、フルショットよりもコントロールショットを打つことが多く、フェースを開いて使うのかなど、人それぞれの打ち方に合わせたソール形状選びが必要となってくるからです。
ご自身の打ち方がわかっていらして「このモデルは開きやすいの、開きにくいの?」という質問でしたら、ご案内することは可能なのですが「どれがいいの?」とざっくりと質問いただいた場合、なかなかアドバイスが難しくなっています。
さらに、残念なことにお店に試打用として用意してあるウェッジは、すべてのソール形状があるわけではないので、いろいろなスペックを試してもらうことができません。そのため、お客様自身も、ご自身のアプローチスタイルがわかっていらっしゃらない場合は、メーカー主催の試打会にご案内することが多くなっています。
例えば、タイトリストは定期的にウェッジフィッティング会を実施しているので、そこで自身のミスの傾向、アプローチでどのようなクラブの使い方をしているかをチェックしてもらい、いろいろなモデルを打ち比べて、目的にあったソール形状を選ぶのが一番の早道だと思います。
他のメーカーも各所で試打会を実施しているので、購入したいと思うウェッジがある場合は、そのメーカーに問い合わせて、試打会に参加して、さまざまなソール形状を打ち比べるのが、一番いいと思います。
フルショットをすることは少ないので、ほかのアイテムと異なり、飛距離データは気にする必要はなく、チェックして欲しいのは、抜けのよさです。いつもどおりの打ち方で、いかにすんなりヘッドが抜けてくれているかをチェックするようにしてください。アプローチの精度が上がれば、スコアアップに直結しますよ。
※ランキングは、有賀園ゴルフ全店舗、ネットショップも含めての売上本数で、マークダウン商品をのぞいて算出してもらいました。表記価格はメーカー純正シャフト装着モデルです。
取材協力:有賀園ゴルフNEW杉並店