先日の皆既月食で改めて注目された総合光学機器のメーカー
全国的に紅葉が広がり、すっかり秋めいた11月8日、SNSは月を撮影した写真の投稿だらけでした。ただ、最近のスマホの性能は素晴らしく向上しているものの、宇宙空間となると雰囲気は伝わりましたが、さすがに限界を感じる写真でした。
その世紀の天体ショーを報じる夜のニュース番組では、天体望遠鏡で映し出された美しい月食と天王星をはっきりと見ることができました。
そして、テレビ画面に映し出された本格的な天体望遠鏡の白いボディから、「Vixen」の赤いロゴが目に飛び込んできました。「あっ! ビクセン」と思わず声が出て、昨年初めて手にした「Vixen」のレーザー距離計のできのよさに驚いたことを思い出しました。

「Vixen」は天体望遠鏡や双眼鏡、顕微鏡などの総合光学機器のメーカーで、その分野で日本が誇るリーディングカンパニーなのです。
今年発売された新製品をテストしていないことを思い出し、早速拝借して体感してきました。
今回試したのは「Vixen VRF1000VZ」。初号機の数字が「800」ですから、計測可能距離が「800メートル→1000メートル」に伸びたことがわかります。デザインなのか直感的に、前作よりひと回りコンパクトになった印象を受けます。
7センチ弱の高さが手の大きさに絶妙にフィットして、構えやすいサイズ感です。重量も程よい軽さ(167グラム/電池別)なので、専用ケースで腰に下げ、ラウンドに携帯して計測するのにも違和感なくスムーズに行えます。