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全米OP優勝のクラーク パットを覚醒させた10年前のオデッセイに“先輩”ファウラーとの秘話
全米オープンでメジャー初優勝を飾った29歳のウインダム・クラーク(wyndham clark)。そのセッティングを調べると、昨年1月にタイトリストと契約したこと、そして今年3月からオデッセイのパターを使い始めたことで世界ランキングが急上昇していたことが分かりました。
昨年1月のタイトリスト契約後、世界ランキングが急上昇
全米オープンでメジャー初優勝を飾った29歳のウインダム・クラーク。そのセッティングを調べると、昨年1月にタイトリストと契約したこと、そして今年3月からオデッセイのパターを使い始めたことで世界ランキングが急上昇していたことが分かりました。

ジョーダン・スピースやジャスティン・トーマスと同じ1993年生まれのクラークは遅咲きの選手。スピースが2013年にPGAツアー初優勝したのに対して、クラークがPGAツアーに出場するようになったのは2019年シーズンからです。19年から21年までは目立った成績は残していません。
流れが変わったのは22年1月にタイトリストと契約して、同社のクラブとボールを使い始めてからです。22年1月時点で、クラークの世界ランキングは249位でした。しかし、タイトリストの「TSi3ドライバー」を使いはじめてから、ドライバーが安定するようになりました。クラークは次のように語っています。
「とにかく『TSi3』は安定感が素晴らしい。今までの私はドライバーで信じられないミスをしてしまうことも多くて、それが悩みでした。もちろん、『TSi3』でもミスショットはありますが、ミスショットしても次のショットでグリーンを狙える幅に収まるようになりました。だから1打目で大きなトラブルになることがなくなりました」
22年シーズンは3試合でトップ10に入り、フェデックスランキングでも72位と一定の成績を残しました。そして、23年に入るとオクラハマ州立大学(クラークはその後オレゴン大学に転校)の5年先輩であるリッキー・ファウラーと練習ラウンドを回るようになりました。
そのときファウラーのパッティング技術に驚くともに、使っているパターに目がいきました。ファウラーが使っていたのはオデッセイの「ヴァーサ ジェイルバード」という14年に発売されたモデル。それを練習グリーンで打たせてもらったとき、感動するくらい打ちやすかった。そして、ファウラーと同じパターをオデッセイの担当者に発注し、試合で使いはじめました。グリップも同じ「スーパーストローク ゼナジーツアー3.0」にしています。
3月後半の試合からそのパターを使い始めたクラークは覚醒したようにパッティングが良くなりました。平均パット数は昨季の124位から22位と大幅に改善。そして5月のウェルズファーゴ選手権でPGAツアー初優勝を達成すると、6月の全米オープンでは先輩ファウラーと最終日最終組で優勝争いを展開し、優勝を勝ち取りました。
昨年1月に249位だった世界ランキングは13位にまで急浮上。それに貢献したのがタイトリストとオデッセイでした。
2023 ウインダム・クラークの最新セッティング
1W:タイトリスト TSi3(ロフト/9度 シャフト/アクラTZ6-ST60-M5)
3W:ステルス2(ロフト/15度)
3U:タイトリストT200(ロフト/19度)
4I-9I:タイトリスト 620CB(シャフト/ダイナミックゴールドX7)
PW、AW、SW:SM9(ロフト角/46度、52度、56度)
LW:ボーケイデザイン ウェッジワークス(ロフト角/60度)
パター:オデッセイ ヴァーサ ジェイルバード
ボール:タイトリスト プロV1x
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