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- 高さを出してキャリーで飛ばせ! 効率的インパクトが身につくドリル【ドライバーの飛距離アップ特化型レッスン】
アイアンショットと同じようにドライバーを打つと、ロフトが立った状態でインパクトを迎えるのでボールは上がらない。キャリーを稼がなければ今のドライバーは飛ばないので、その打ち方は致命的。遠くへ飛ばしたければ、まずはドライバーに適したインパクトの形を身につけよう。
ボールの上に頭がくるインパクトだとロフトが立つ
最近のドライバーはある程度のキャリーを稼がなければ飛距離が伸びない傾向にあります。そのため、ボールが上がらない=飛ばないと考えましょう。
ところで、皆さんはロフトが何度のドライバーを使っているでしょうか? 仮に9~10.5度のドライバーを使っているとして、ボールが上がらないという悩みはありませんか?
ボールが上がらない理由は簡単です。ボールが上がらない打ち方をしているからです。9~10.5度のロフトが6~8度ぐらいでインパクトを迎えればボールは上がりません。インパクトではむしろ本来のロフトよりも大きくなっているのが正解です。9~10.5度のロフトなら12~14度でボールをとらえるわけです。
なぜ本来のロフトよりも立った状態でボールをとらえるのかといえば、アイアンショットと同じ打ち方をしていることが原因です。
アイアンショットでは、本来のロフトよりも立った状態でインパクトを迎えます。厳密な数字は言えませんが、52度のウェッジならインパクトでは35~37度で当たっている感じです。
私が言うアイアンショットの打ち方とは、ボールの真上に頭がくる形でインパクトを迎えることを言います。
これに対し、ドライバーショットでは、頭をボールよりも右サイドにキープしたまま体を回転してインパクトを迎えます。このとき、両手がボールよりも右にあるとロフトが20度ぐらいになってしまうので、両手はボールよりも少し左に出る感じです。体重を右足に多く残したままインパクトを迎えるようにしましょう。
目標方向に上体が突っ込まない形を身につけよう
本来、ドライバーショットではボールをアイアンショットのときよりも左に置いているため、ボールよりも右に頭が残りやすいはずです。にもかかわらず、インパクトで頭がボールの上にくるということは、ダウンスイングで上体が目標方向へかなり突っ込んでいると考えましょう。まずは、前に突っ込む動きを防ぐことが先決です。
そのためには、次のドリルが有効です。まず、両手を胸の前で交差させた形を作り、クラブを横にした状態で腕と手の間に挟みます。アドレスと同じように前傾姿勢を作ったら、トップまで上体を捻転してます。
そこから頭を動かさずに、肩と足の入れ替えを行います。トップでは左肩がアゴの下にありましたが、右肩がアゴの下にくるようにします。手と腕に挟んだクラブですが、トップとは反対側が地面を指します。
下半身はベルトのバックルを目標方向に向け、左足は伸ばした形になります。この動作を数回繰り返して、頭をトップの位置に残すイメージを作りましょう。
その形ができたら、クラブを逆さにして左手1本で持ち、素振りを行います。頭を動かさずに、右足に体重を残して振りましょう。上体が突っ込まなければ、クラブを上に向かって振り抜く感覚が身につくはずです。同じように右手1本でも振ってみましょう。
取材協力・井山ゴルフ練習場
【指導】阿河徹(あが・とおる)
1976年、香川県生まれ。21歳で米国へ渡り、サンディエゴゴルフアカデミーなどで最新スイング理論を学ぶ。ツアープロコーチとしてトッププロのスイングチェックを行う一方で、アマチュアのレッスンも精力的に行っている。
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