上達しないのは「同じ距離ばっかり打つから」!? アプローチの「距離感」が身につく練習法とは?

スコアメイクのカギを握るのはアプローチ。ティーショットとセカンドショットがうまくいって順調にグリーン近くに来たとしても、アプローチから何打も費やしてしまっては、スコアはまとまりません。ツアープロの岸部桃子を姉に持つ、ティーチングプロの岸部華子にアプローチを教えてもらいました。今回のテーマは「距離感」です。

1球ごとに違う距離を打つことがラウンドにつながる

 アプローチ上達の秘訣は、距離感を磨くことです。「バックスイングをどこに上げよう」とか「手首の角度をキープしよう」など、スイングの形を考えるよりも、まず距離感を意識するとスムーズに振れるようになり、ミスが少なくなっていきます。

アプローチ上達の近道は、10、20、30ヤードを打ち分けること。練習では、本番を想定して1球ごとに打つ距離を変えると効果的
アプローチ上達の近道は、10、20、30ヤードを打ち分けること。練習では、本番を想定して1球ごとに打つ距離を変えると効果的

 距離感を磨くには、10、20、30ヤードの地点にターゲットを決め、それぞれの距離を打つ練習をするのが効果的です。ポイントは、2球続けて同じ距離を打たないこと。

 うまく打てても失敗しても、次の1球は違う距離を狙うことで実際のラウンドにいきる練習になります。

 また、ヘッドスピードやインパクトの強さを調整して距離を打ち分けようとすると、再現性が低くなるので要注意。距離をコントロールする時は、振り幅を意識するといいでしょう。

左右対称の振り幅ならリズムと打点がそろう

【写真解説】 アプローチは距離感が命! 岸部華子流打ち分け術

画像ギャラリー

打ちたい距離によってスタンス幅を変えると、振り幅を調子しやすくなる。10ヤードを打つ時は足の間隔をあまり空けずに足をそろえる
打ちたい距離によってスタンス幅を変えると、振り幅を調子しやすくなる。10ヤードを打つ時は足の間隔をあまり空けずに足をそろえる
打ちたい距離によってスタンス幅を変えると、振り幅を調子しやすくなる。10ヤードを打つ時は足の間隔をあまり空けずに足をそろえる
アプローチが苦手な人に多いのはフォロー側が小さいケース。スイングが安定せず、ミスしやすいスイング
アプローチ上達の近道は、10、20、30ヤードを打ち分けること。練習では、本番を想定して1球ごとに打つ距離を変えると効果的
イメージどおりの距離を打つポイントは、振り幅を左右対称にすること。ヘッドスピードを変えて距離を打ち分けると、再現性が低くなってしまう
1 2

最新記事