シングルさんの9割は2年以内に到達!? すぐにうまくなる人とダメな人は何が違うの? | e!Golf(イーゴルフ)|総合ゴルフ情報サイト

シングルさんの9割は2年以内に到達!? すぐにうまくなる人とダメな人は何が違うの?

マジメに何年も練習しているのに、いつまでたっても100を切れないゴルファーもいれば、ジュニアゴルフの経験もないのにすぐに90切りを達成する人もいます。もちろん、センスや財力なども関係あるかもしれませんが、決定的に違うことは何でしょうか。

5年前は120前後のスコアだった人がラクラク100切り

 先日ラウンドしたメンバーは、1年に2~3回のペースで一緒にプレーする50代男性と、5年ぶりに一緒にプレーする30代女性との3サムでした。

 5年ぶりに一緒にプレーする女性は以前、ゴルフ場に勤めていました。当時はまだ20代で、ゴルフを始めたばかりでした。フォームはキレイで、ボールは真っすぐ飛ぶのですが、スイングスピードが遅いので飛距離があまり出ませんでした。そしてアイアンはボールが上がりませんでした。当時のスコアは120前後だったと思います。

 ところが5年ぶりに見た彼女のスイングは明らかにスピードが上がっており、ショットが力強くなっていました。ドライバーは200ヤード前後飛んでおり、アイアンショットもロフトどおりの高さが出ていました。アプローチもパッティングも経験値が上がっており、大ケガになるようなミスをしません。ラクラクと90台でホールアウトしました。

練習場で覚えたことをコースでも忠実に再現する。シンプルなことができる人は上達が早い 写真:AC
練習場で覚えたことをコースでも忠実に再現する。シンプルなことができる人は上達が早い 写真:AC

「めちゃめちゃ上手になったね」と伝えたところ、「ゴルフ場に勤めていたときは、おつき合い程度にしかゴルフをしていなかったのですが、ゴルフ場をやめてから真剣に始めたんですよ。コロナ禍になってからラウンドに行く機会が増えましたし、練習にもちゃんと行くようになったので、それなりのスコアで回れるようになりました」とのことでした。

 こちらもそれなりに練習し、それなりにラウンドしているつもりなのですが伸び悩んでいる理由は、ゴルフを始めたばかりのころにゴルフ場でプレーすることに苦手意識が生まれてしまい、「練習場では上手に打てるのに、ゴルフ場では練習どおりに打てなくなる」を繰り返しているからです。

 彼女のように見違えるように上達するには、練習場で正しい練習をし、ゴルフ場では練習どおりプレーするというシンプルな取り組みが効果的なのだと感じました。

シングルさんの9割はゴルフを始めて2年で到達

 同様のことを感じたのは、ゴルフを始めて6カ月で80台のスコアで回るようになった40代の会社経営者の男性とラウンドしたときのことでした。

 彼はゴルフのレッスンに通っており、ゴルフの先生のいいつけを守ってパー4とパー5でもドライバーを握りません。5番ウッドでティーショットし、2打目はショートアイアンで8割スイングなのでグリーンには乗りません。そこからアプローチで寄せて2パットのボギーを量産し、パー3とパー5でたまにパーを取るという戦略で80台に到達しました。

2年以内にある程度上達しないと、上達スピードは遅くなりがち!? 写真:unsplash
2年以内にある程度上達しないと、上達スピードは遅くなりがち!? 写真:unsplash

 これって正しい人に正しいことを教わっていると確信していなければできない取り組みです。おそらくラウンドするたびに「なんでドライバーを打たないの?」と聞かれるでしょうし、「そんなゴルフで楽しいの?」と皮肉っぽいことをいわれることもあると思います。

 でも、その取り組みが正しいからこそ、ゴルフを始めて6カ月で80台のスコアが出ているわけです。彼は間違いなく2年以内に70台のスコアで回るようになるでしょう。

 筆者はこれまでに何人ものティーチングプロを取材してきましたが、一番印象に残っているのが次の言葉です。

「ゴルフでシングルハンディキャップになる人の9割が、ゴルフを始めて2年以内に到達します。逆にいえば、ゴルフを始めて2年経ってもシングルハンディになれなかった人は、なれる可能性が極めて低くなります」

 その時点で筆者はゴルフ歴10年以上でしたから、この言葉を覆すために練習しているのですが、今のところ覆すことができていません。

 ツアープロと話をしていると、ほぼ例外なくゴルフを始めて2年以内に70台のスコアで回れるようになったといいます。そしてアマチュアの試合に出場するようになり、試合で80以上を打つのが悔しくて、練習に真剣に取り組むようになるそうです。

 この話のポイントは、練習に真剣に取り組んでいなくても70台のスコアで回れるようになることです。今のツアープロは基本的にジュニアレッスンに通って基礎を学んでいます。基礎を学んでいれば、クラブの正しい振り方が身につきます。クラブの正しい振り方が身につくと、70台後半のスコアで回るのはそんなに難しいことではないらしいのです。

 では、大人になってからゴルフを始める人の大半が70台後半で回ることができないのはなぜかというと、結局のところクラブの正しい振り方が身についていないということになります。

【画像】上達への最高の相棒!? ガーミン「Approach S70」の機能を写真解説

画像ギャラリー

「S62」(左)と比較して明らかに色鮮やかになった有機EL採用の「S70」(右)
第2世代に進化して、より立体的でリアルになったコースレイアウト。左が「S62」で右が最新の「S70」
進化した「ハザードビュー機能」。画面右のインジケーターを動かすことで簡単に拡大することができる
様々な条件を考慮して、打つべき距離を教えてくれる「PlaysLike距離」機能
過去のスイングデータなどを考慮して最適なクラブを提案してくれる「バーチャルキャディ」機能
ガーミン「Approach S70」3モデル。左から「47ミリ ブラック」、「42ミリ ホワイト」、「42ミリ グレー」
軽量なのでスイング中もまったく気にならない「S70」
「試合で使いたいです」ガーミンの最新ゴルフ用GPSウォッチを試した川崎志穂プロ
「有機EL」なので屋外での視認性も抜群な「Approach S70」
練習場で覚えたことをコースでも忠実に再現する。シンプルなことができる人は上達が早い 写真:AC
2年以内にある程度上達しないと、上達スピードは遅くなりがち!? 写真:unsplash
レーキをかける場合は柄をなるべく平行にしてならす 写真:Getty Images
レーキはバンカーの外に置くのが最も一般的 写真:AC
バンカーの内側にフチと平行に置くパターン 写真:AC
レーキのヘッドをバンカー内に入れ、柄の部分をフチと垂直に置くパターン 写真:AC

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