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- 余計なお世話か親切か…同伴者のスコアは数えておくべき? 間違ってたら指摘する?
競技ゴルフでは同伴競技者がマーカーとして指定された人のスコアを把握しておかなければなりませんが、プライベートゴルフでも同伴者のスコアを毎ホール数えたほうがいいのでしょうか。もし間違っていたら指摘すべきなのでしょうか。
プライベートゴルフでは同伴者のスコアを明確に数える必要はない
同伴者とナイスショットを褒め合い、喜びを共有しながらプレーするのもゴルフの醍醐味の一つです。自分のプレーだけに集中するのではなく、同伴者のショットをなるべく見ることにより、ボールの落下地点を教えてあげたり、ヘッドカバーやクラブの忘れ物があったら気づいたりと、ラウンドを円滑に進めることができます。

大叩きしたホールなど、まれに何打でホールアウトしたのか分からなくなることもありますが、余裕のあるゴルファーは同伴者のスコアもなるべく把握し、間違っていたら指摘してあげるべきなのでしょうか。ゴルフ場の経営コンサルティングを行う飯島敏郎氏(株式会社TPC代表取締役社長)は以下のように話します。
「エンジョイゴルファーであれば、同伴者のスコアを数えることまではしなくていいと思います。そもそも100以上打つゴルファーは他人のスコアまで把握する余裕はなく、90ちょっとくらいで回れないと難しいでしょう。そのためエンジョイゴルファーの場合は他人のスコアは数えず、なるべく同伴者のショットを見て声掛けをすることで組を盛り上げたり、自分のプレーに集中したほうが純粋にゴルフを楽しめます」
「万が一、同伴者がスコアを過少申告したことに気づいたとしても、注意する必要はないでしょう。親しい間柄であれば、冗談交じりに指摘してもいいかもしれませんが、『なんとかスコア100を切れた』といっているゴルファーに『あのホールで過少申告してたから実際は切れてないよ』と水を差しても何の意味もありません」
ゴルフは審判がいない“自己責任”のスポーツなので、自分自身と向き合うことが求められます。過少申告を指摘する必要はありませんが、スコアを改ざんしたり、卵を産んだりと不正をするゴルファーは同伴者から誘われづらくなることでしょう。
競技ゴルフの場合は「マーカー」としてスコアを把握し合う
一方、競技ゴルフの場合は、「マーカー」と呼ばれる役割が存在しており、同伴プレーヤー同士でスコアが正しいことを証明し合います。
「たとえば組の人数が4名(A~D)の場合は、AさんがBさん、BさんがCさん、CさんがDさん、DさんがAさんのスコアを記録します。マーカーには『スコアを正しく記録して証明する責任』があるので、常に担当するプレーヤーのショットが見える位置で、ショットの行先、ロストや空振りをしていないかを確認します。最終的にトータルスコアをお互いで確認して、署名して委員会に提出します」
エンジョイゴルファーの場合は、ホールアウト後に「スコアいくつでしたか?」と同伴者に問いかけて、自己申告で答えたスコアをスコアカードやゴルフカートナビのスコア入力画面に記録していきます。初対面や目上の人にはスコアを聞きづらいかもしれませんが、ホールアウト後にスコアを尋ねるのは当然のことなので、気にする必要はありません。
他人のスコアを数えるよりも、どうすれば同伴者全員でゴルフを楽しめるかを考えて行動することのほうが大切かもしれません。
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