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- 「ホントにならしたのかよ!」 意外と知らないバンカーでのお作法 入り方やレーキの使い方
入れたくはないけど、どうしても入ってしまうバンカー。そのバンカーでのお作法に問題があるアマチュアゴルファーが多いようです。JLPGAティーチングプロの岡本恵氏が解説します。
ボールになるべく近くアゴになっていない場所からバンカーに入る
プレー中、バンカーへ入れてしまうのは仕方がないこと。しかし、バンカー内でのマナーについてはしっかりと理解をしておきたいものです。JLPGAティーチングプロの岡本恵氏が、バンカーでの正しいマナーとレーキの使用方法について解説します。

※ ※ ※
まず、バンカーへの適切な入り方を説明しましょう。残念ながら、多くのアマチュアゴルファーは適切とはいえない場所からバンカーに入ってしまい、複数の足跡をバンカーに残す傾向があります。ボールの近くで、傾斜が急でない場所からバンカーに進入することが推奨されます。グリーン方向にアゴがあることが多いので、グリーン方向からバンカーに入ることは避けましょう。
ボールの近くであっても、急な斜面やアゴになっている場所から入ることは避けてください。プレーヤーの皆様がけがをする可能性があるだけでなく、急な傾斜を歩いたり飛び降りたりするとバンカーを痛めてしまう可能性もあるからです。
ギザギザな部分でならしてから平らな部分で仕上げる
続いては、バンカーレーキの適切な使用方法についてです。レーキにはギザギザの部分と平らな部分の二つの面があり、それぞれの面が特定の目的で使用されます。
バンカーショットの結果、打った後の穴、スタンスによる足跡、またはボールが転がった跡がバンカーに残ることがあります。これらすべてをバンカーレーキで整えなければいけません。
まず、ギザギザの部分を使ってバンカーの全体をならしましょう。その後、レーキの歯による凹みや、盛り上がった砂などを平らな面を使って滑らかにします。これにより、バンカーは元通りの状態に戻ります。
最後に、バンカーから出る際には、自分の足跡を消すように注意しましょう。これらの行動は、次のプレーヤーにとって公平なプレー環境を提供するために重要なマナーです。
使用したバンカーレーキはグリーンと反対方向に置く
使用したバンカーレーキを置く場所についても注意が必要です。
考え方としてはバンカーレーキにボールが当たる可能性を最小限に抑えることが重要です。バンカーのグリーン側にレーキを置いてしまうと、プレー中にボールがレーキに当たる可能性が高まるため、このような配置は避けるべきです。
バンカーレーキにボールが当たると、時には幸運をもたらし、時には不運を引き寄せることもあります。しかし、プレーに影響を及ぼさないためにも、バンカーレーキはグリーンの反対側に置くことが推奨されます。
多くのゴルフコースではバンカーレーキをバンカーの端に並行に置くことを推奨しています。しかし、一部のゴルフコースでは、バンカーレーキの一部をバンカー内に置くことを推奨している場合もあります。この点については、各ゴルフコースの決まりに従うよう心掛けましょう。
これらすべてのバンカーでのマナーは、他のゴルファーに対する思いやりと、プレーの公平性を保つためのものです。ゴルフの重要なマナーとして実践していただければと思います。
【解説】岡本恵

JLPGAティーチングプロ。ステップ・アップ・ツアー、アジアンツアーに参戦後、2009年よりティーチングプロとしてゴルフ練習場にて一般ゴルファーを指導。約15年の間に指導したアマチュアゴルファーは1000人以上。マナーやエチケットを守りつつも、楽しくゴルフしていただくのがモットー。現在は名古屋市の竜泉寺ゴルフ場にて指導を行なっている。
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