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- 「100切りました…ハーフで」 初ラウンドで壊滅的スコアを叩き出したら“センスなし確定”なの?
初ラウンドで壊滅的なスコアを出してしまい、「俺にはセンスがない」とゴルフをやめてしまう人も少なくないようです。初ラウンドのスコアでゴルフのセンスがあるかどうかを判断することはできるのでしょうか。
ある程度打てるのにスコアが安定しないほうがセンスがない
初ラウンドでは何もかもがうまくいかず「壊滅的なスコア」を叩き出した苦い思い出があるゴルファーは少なくないでしょう。一方、初ラウンドであってもスコア100~120くらいでまとめてくるツワモノもいます。
初ラウンドで160や180といった壊滅的なスコアを叩き出すゴルファーは、ゴルフのセンスがないのでしょうか。レッスンプロの三浦辰施氏は以下のように話します。
「初ラウンドで大叩きしたからといって、まだゴルフのセンスがあるかないかは判断できないと思います。単純にスコアを出す観点からいえば、『完璧なナイスショットが打てなくても、ゴロで真っすぐ打っていれば意外とスコアはまとまる』ものです」
「しかしほとんどのビギナーは、とにかく一生懸命クラブをフルスイングして飛ばそうとするので、ショットが安定せず壊滅的なスコアになっていきます。ゴルフのセンスがないのではなく、ただスコアの作り方やコースマネジメントの仕方を知らないだけなので、ゴルフをやめてしまうのは早計です」
「一般のアマチュアゴルファーであれば、初ラウンドでスコア150以上は叩いて当たり前。そこから徐々に学んでいけば、シングルプレーヤーだって目指せます」
ゴルフのセンスがある人といわれると、「最初からさまざまなクラブでボールをしっかり打てる人」をイメージする人が多いかもしれませんが、練習場でナイスショットを頻繁に打てるからといってスコアを出せるとは限りません。
ラフやバンカーなど、条件の悪い場所でウッド等の難易度が高いクラブを使用すればミスショットの確率は上がりますし、打ち上げや打ち下ろし、風の強いホールでは、それらを鑑みてショットする必要があります。良いスコアを出すためには、適切なコースマネジメントを行い、最適な番手を選択することが必要不可欠です。
三浦氏は「ある程度ボールが打てるのにスコアが安定しないゴルファーのほうが、センスがないと感じてしまう」とも話します。
3~5年頑張ってシングルになれない人は、なれる見込みが薄い
さらに三浦氏は、ゴルフのセンスがあるかどうかを判断するには、少なくとも「3~5年」はかかると話します。
「プロ目線の話になりますが、『だいたい3~5年、真剣にゴルフと向き合って練習してシングルになれない人は、シングルになれる見込みが薄い』といわれています。プロを目指して競技としてゴルフを始めたジュニアの場合は、3年でアンダーが出ない子は厳しいといわれています。そのため彼らは、3~5年の間にシングルもしくはアンダーを出すことを目標に日々精進します」
「明確な目標があれば達成に向けてプランを組んだり、モチベーション高く練習に取り組んだりできますが、アマチュアゴルファーのほとんどは目標を決めずに、漠然と練習しています。スコアを追求していないエンジョイゴルファーであればまったく問題ありませんが、少しでもうまくなりたいのであれば、『3年後にスコア〇〇を出す』と、目標を決めるといいでしょう」
ゴルフは上達するのに時間がかかるスポーツともいわれているので、目標スコアを達成するにはそれなりに時間がかかります。初ラウンドで壊滅的なスコアを出したとしても、ゴルフがうまくなる可能性は十分にあるので、あきらめず地道に練習していきましょう。
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