アマチュアにとって「パー5」はチャンスじゃない!? スコア管理アプリで判明した大叩きの真実 | e!Golf(イーゴルフ)|総合ゴルフ情報サイト

アマチュアにとって「パー5」はチャンスじゃない!? スコア管理アプリで判明した大叩きの真実

パー5といえば、プロや上級者に取っては「スコアを伸ばすホール」という認識です。しかし、100切りゴルファーがスコア管理アプリを使用して分析すると、「トリプルボギーの確率」が高いのがパー5でした。

トリプルボギーの9割がパー4とパー5で出ていた

 今年に入ってから筆者はスコア管理アプリを使い始めました。スコア管理アプリは以前から興味があったのですが、ラウンド中にスマートフォンを頻繁に触る人があまり好きではないため、使用するのをためらっていました。

 しかし、シミュレーションゴルフでは80台前半のスコアが出るようになってきたのに、ゴルフ場に行くと毎回100前後のスコアになってしまうのは何が原因なのか分析したくて、ゴルフ場で記入したスコアを翌日、スコア管理アプリに入力することにしました。

 スコア管理アプリを使用するようになって気づいたのは、自分が18ホールのティーショットでどのクラブを使い、どんなショットだったのか、はっきり覚えていないことでした。

100切りゴルファーにとってはチャンスではなくピンチになることが多いパー5ホール 写真:AC
100切りゴルファーにとってはチャンスではなくピンチになることが多いパー5ホール 写真:AC

 使用を開始した当初は、ティーショットでドライバーを使ったホールで、フェアウェイをキープしたのか、左に外したのか、右に外したのか覚えていませんでした。そこでスコアカードに「○」「←」「→」の印を書くようになりました。

 パー3のティーショットで使ったクラブは覚えていましたが、ワンオンしたのか、左右どちらに外したのか、それともショートかオーバーしたのかを覚えていないホールがありました。そこでスコアカードに「○」「←」「→」「↓」「↑」の印を書くようにしました。

 OBとバンカーとペナルティーの数も完全には把握できていなかったので、スコアを記入する際に「OB」「B」「P」と記録しておくようになりました。

 その内容をスコア管理アプリに入力すると、バーディーは「○」、パーは「-」、ボギーは「△」、ダブルボギーは「□」、トリプルボギーは「+3」と表示されます。

 筆者の現在の目標は、両方のハーフを40台で回り、トータル98以内でプレーすることです。ハーフ49=13オーバーまでは許容範囲ですから、ボギーとダブルボギーはOKです。トリプルボギーを減らし、ダブルボギーよりもボギーの数を多くすれば目標に近づきます。

 そのような視点で自分のスコアを見てみると、トリプルボギーの9割以上がパー4とパー5で出ていることに気づきました。特にパー5の割合が多く、パー5が6割、パー4が4割といった比率です。一方で、パー3は悪くてもダブルボギーで収まっています。

アマチュアが警戒すべきはパー3よりもパー5

 これは自分でも薄々気づいていましたが、このようにハッキリした数字で見せつけられると、2023年の後半はこの課題を何とかクリアしなければならないと思い知らされました。

 プロゴルフの世界では、パー5はバーディーやイーグルが狙えるチャンスホールで、パー3が最もボギーが出やすいといわれます。しかし、アベレージゴルファーにとって最もスコアを落としやすいのはパー5です。

パー4やパー5ではティーショットでリキむことが多く、セカンドショット以降が難しい状況になりやすい!? 写真:AC
パー4やパー5ではティーショットでリキむことが多く、セカンドショット以降が難しい状況になりやすい!? 写真:AC

 ナイスショットが3回続かないとパーオンできないホールも多いですし、ミスショットが出ると4オンどころか5オンもあやうくなります。

 何とか5オンして2パットのダブルボギーで切り抜けようとするのですが、ファーストパットで寄せたい気持ちが強すぎて2~3メートルオーバーし、返しも外して「8」というパターンがものすごく多いです。

 パー5でトリプルボギーが多い理由をさらに突き詰めていくと、パー4と比べてティーショットがフェアウェイに飛んでいないというところに行き着きます。

 パー5は見た目の距離が長いですから、ティーショットを飛ばさないといけないという意識が働きます。自分ではパー4と同じようにスイングしているつもりでも、ややオーバースイングになっているのか、右や左に外すケースが増えます。

 そこから挽回しようと無理をするつもりはなく、4オン狙いに切り替えて、4オン2パットのボギーで上がれることもあるのですが、グリーンを狙うショットがこぼれて5オンになり、前述のとおりパットで無理をしてトリプルボギーになります。

 そこで、2023年の後半はパー5のティーショットをドライバー以外のクラブで打つという選択肢まで広げ、いろいろ試してみたいと思いました。

【画像】スコア管理もバッチリ! ガーミン「Approach S70」の機能を写真解説

画像ギャラリー

「S62」(左)と比較して明らかに色鮮やかになった有機EL採用の「S70」(右)
第2世代に進化して、より立体的でリアルになったコースレイアウト。左が「S62」で右が最新の「S70」
進化した「ハザードビュー機能」。画面右のインジケーターを動かすことで簡単に拡大することができる
様々な条件を考慮して、打つべき距離を教えてくれる「PlaysLike距離」機能
過去のスイングデータなどを考慮して最適なクラブを提案してくれる「バーチャルキャディ」機能
ガーミン「Approach S70」3モデル。左から「47ミリ ブラック」、「42ミリ ホワイト」、「42ミリ グレー」
軽量なのでスイング中もまったく気にならない「S70」
「試合で使いたいです」ガーミンの最新ゴルフ用GPSウォッチを試した川崎志穂プロ
「有機EL」なので屋外での視認性も抜群な「Approach S70」
100切りゴルファーにとってはチャンスではなくピンチになることが多いパー5ホール 写真:AC
パー4やパー5ではティーショットでリキむことが多く、セカンドショット以降が難しい状況になりやすい!? 写真:AC
キャディー付きの場合は助手席が一番上座で後席真ん中が末席、セルフプレーの場合は運転席が末席で後席が上座
左手でスティックを持ち先端をみぞおちに当て、右手でウェッジを持つ
バックスイングで上体を回していればスティックの先端は右を指す
上体が回っていれば、フォローでもスティックが先行する
上体が回っていれば、フォローでもスティックが先行する
スティックよりもウェッジが先行する人は体が止まっている証拠
小さなバックスイングでも胸を右に向ける意識を必ず持つ
逆に、フォローではしっかりと胸を左に向けていく意識を持つ
インパクトではスティックがウェッジよりも先行している形が正しい

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