- ゴルフのニュース|総合ゴルフ情報サイト
- 記事一覧
- ゴルフの豆知識
- 「ビギナー」の定義はスコアで判断するもの“ではない”!? いつまでなら名乗っていいの?
コロナ禍で新規にゴルフを始める人が増えたといわれており、現時点で「自分はビギナーだ」と名乗っているゴルファーは多いでしょう。そもそもビギナーに明確な定義はあるのでしょうか?
10ラウンド程度を目安に、サポートを必要としないゴルファーになろう
ゴルフを始めて間もない人は、ラウンドに誘われた際に「ビギナーなのでご迷惑をおかけするかもしれませんが、よろしくお願いいたいします」と事前に同伴者に伝えておくと、一生懸命やっている姿勢さえ感じられれば、ラウンド中、多少の粗相があっても大目に見てもらいやすいです。
昨今ではネットの記事や動画でルール&マナーを学ぶことができますが、いくら事前に勉強していたとしても、実戦で完璧にこなすのは難易度が高いでしょう。
先輩ゴルファーもそれは承知の上なので、一緒にボールを探してくれたりカートを率先して動かしてくれたりと、ビギナーを補助してくれるはずです。しかし、ビギナーを名乗れる期間は限られており、どこかで卒業しなければいけません。
では、具体的にどのくらいのタイミングで「ビギナーは卒業した」といえるのでしょうか。レッスンプロの三浦辰施氏は以下のように話します。
「本来は腕前で判断したいところではありますが、“10ラウンド”くらいをプレーした段階でビギナーとはいえないと思います。スコア云々よりも“自分のボールを自分で探せる”“スロープレーにならないように複数のクラブを持っていける”など、誰かにサポートしてもらうことなく、円滑にプレーできるようになっていれば、“ビギナーは卒業した”といえます」
100を切る程度の腕前にならないと、堂々と“ビギナー卒業”とはいいづらいと思っている人もいるかもしれませんが、三浦氏は必ずしもスコアでは測れないといいます。
「私の母親は長年ゴルフをプレーしていて、スコア110ぐらいですがハーフ2時間以内で回ってくるので、さすがにビギナーとはいえないですよね」
「コースデビューしたら“10ラウンド以内には基本的なルールやマナーを覚える”気持ちでラウンドするべきです。いつまでも同伴者に助けてもらってばかりだと、『こいつと回るとサポートすることが多すぎてプレーに集中できない』と、誘われづらくなってしまうことも考えられます」
同伴者の所作をよく観察して学ぶこと
だいたい月1ペースでラウンドするゴルファーであれば、約1年間がビギナーと呼べる期間になりそうです。スコアが悪くても、円滑な進行に必要な知識が備わっていれば、他のプレーヤーに迷惑をかけることはありませんし、スロープレーに陥ることもありません。自分自身がビギナーを連れてラウンドすることも可能になってくるでしょう。
最速でラウンドの所作を学ぶためには、同伴者をよく観察して「どのようにカートを動かしているのか」「グリーン上やバンカーショットではどのような振る舞いをしているのか」など、常に意識しておくことが大切です。
特にカートが置き去りになってしまったり前方に進みすぎてしまったりすると、前後の組にも迷惑がかかるので、シチュエーションに応じてどこに停車させているのか確認しておきましょう。
また、分からないことがあれば同伴者にアドバイスを求めることが重要です。「林のなかにボールが飛んでしまったのであれば、どんなクラブを何本持っていくのがベストなのか」「隣のホールからショットを打つ際には、どのようなことに気をつければいいのか」など、ビギナーのうちに学んでおけば、あとから恥ずかしい思いをしなくて済みます。
ある程度ルールやマナーを覚えることができれば、余計な心配をすることなくプレーだけに集中できるようになります。ビギナーを脱することができれば、自ずとスコアも上がりやすくなるかもしれません。
最新の記事
pick up
ranking