サブバッグは便利だけど禁止するゴルフ場も…多いのは容認派? 否定派? 言い分は?【1300人アンケート】 | e!Golf(イーゴルフ)|総合ゴルフ情報サイト

サブバッグは便利だけど禁止するゴルフ場も…多いのは容認派? 否定派? 言い分は?【1300人アンケート】

昨今、コースでちょくちょく見かけるようになったのが、ショートゲーム用のクラブを入れておくセルフスタンドバッグ。一見、便利なようですが、最近はその使用に否定的な人もいるようで。皆さんは容認派? 否定派? ゴルファーに聞いてみました。

7割が容認派 「時短につながる」「置き忘れがなくなる」がメリット

 セルフスタンドバッグもしくはサブバッグというものがあるのはご存じですよね。クラブが5~6本入るキャディーバッグのミニ版です。もともとは「セルフプレーのとき、セカンド以降、クラブを何本も持っていくのは大変」というゴルファーの声に応える形で誕生したものだとか。初めて友人が使っているのを見たときは「便利そうだな」と思ったのですが、最近、その使用について賛否あるようです。なかには取り扱いに困り、禁止にするゴルフ場も。

使い慣れた人には手放せない便利グッズなようです 写真:AC
使い慣れた人には手放せない便利グッズなようです 写真:AC

 そこで、ゴルファーの皆さんに、セルフスタンドバッグのことをどう思っているか聞いてみました。選択肢は、「実際に使っている」「自分は使わないがOK」「あまり良いと思わない」「ゴルフ場で禁止すべき」「その他」の5つ。

 有効回答数は1322。最も多かったのが、「自分は使わないがOK」で641人(48.5%)、次に多かったのが「実際に使っている」で317人(24.0%)、以下、「あまり良いと思わない」が224人(16.9%)、「ゴルフ場で禁止すべき」が110人(8.3%)、「その他」が30人(2.2%)という結果になりました。

 自分が使っている人も含めて容認派が70%強。ゴルフ場が禁止するほど、悪者だとは思われていないようなのです。

 実際に使っている派は当然のことながら、その素晴らしさを主張します。「カートに行ったり来たりしなくて済むので、プレー時間がはやくなる」「クラブを地面に置きたくないので、重宝している」「クラブを置き忘れることがなくなった」「バッグに入れているので雨に濡れない」「ボールを拭くタオルや財布、スマホを入れておける」「ショット直前にクラブを変更できる」と、まさにいいこと尽くめ。

 多数派の「自分は使わないがOK」という人たちも概ね同じ考え。「経験値が上がれば、残り距離からパターと必要なウェッジなどが分かるので必要なくなるが、経験の少ない人がウェッジ類を持ち歩くのはありだと思う」「以前使っていたが、結局手で持ったほうがはやいので使うのをやめた。でも自分で使ったほうがプレーがはやくなると思うのだったらいいのでは」という意見が多数を占めていました。

「サブバッグ使用者はカートをほったらかしにする」という声も

 一方、25%を占めた、「あまり良いと思わない」「ゴルフ場で禁止すべき」の否定派は、けっこう迷惑をしているからだといいます。

 その中でも多かったのが、「グリーン上にサブバッグを立てて、グリーンに穴を開ける人がいる」というもの。本当にそんな人がいるのかと驚きましたが、禁止したゴルフ場の中には、セルフスタンドバッグによるグリーンの損傷が最大の問題点になったというところもあるようです。

 また、邪魔だと感じるという人も多数。「たいていはキャディーバッグ後方に引っかけて積んでいるが、カートにぶら下げられた掃除用の水入りバケツが使いにくくなる」。確かにそうかもしれませんね。

 そのほか多かったのが、そもそもプレーがはやくなっていないというご意見。「クラブだけなら拾い上げて次へ移動できるが、セルフスタンドバッグがあるとクラブを拾ってそれに収納してからの移動となるので二度手間になる。その分を考慮したプレーができていない人が多すぎる」と、少しお怒り気味の意見も。

「セルフスタンドバッグを使う人はセカンドショット後、カートを運転せず歩いていく人が多く、こっちはボールの位置にかかわらずカートの運転をしなければならない」といった声もありました。なんとなく、サブバッグが悪者にされる理由が分かってきました。

 実際に使っている人の中にも自覚のある人がいるようで、「グリーンに乗せない、カートでの収納に注意するなどの最低限マナーは守っているつもりです」という人もいましたが、怒りの声が出てくるということは、平気で迷惑をかけている人もなかにはいるということでしょう。

 容認派が多数となったサブバッグですが、使うなら否定派の意見にも耳を傾けて、他のプレーヤーに不快感を与えないようにしたいものです。

【写真】コース管理のプロが教える正しいボールマークの直し方/目土の仕方

画像ギャラリー

グリーンフォークを刺した後の動作が間違っている人が多い
まずボールの進行方向側からグリーンフォークを入れて戻す
2~3センチあけて戻すを繰り返し、ぐるりと円状に
2~3センチあけて戻すを繰り返し、ぐるりと円状に
2~3センチあけて戻すを繰り返し、ぐるりと円状に
2~3センチあけて戻すを繰り返し、ぐるりと円状に
2~3センチあけて戻すを繰り返し、ぐるりと円状に
この時点でかなり戻っている
窪みが大きい場合は円を広げて、またぐるりと戻す
窪みが大きい場合は円を広げて、またぐるりと戻す
窪みが大きい場合は円を広げて、またぐるりと戻す
窪みが大きい場合は円を広げて、またぐるりと戻す
最後にパターで軽くトントンとならす。手で軽く押さえても良い
まず斜めにグリーンフォークを入れたら…
フォークのお尻を上げるようにして芝を寄せる
先端を上げるような使い方は芝の根を切るのでNG
上が一般的なグリーンフォーク、下が戸島キーパーの使う業務用のグリーンフォーク
JGMセベバレステロスGCの戸島義貴グリーンキーパーいわく、ほとんどの人は砂の量が少なすぎる
自分がつくったディボット跡にボールが入ったら後続組に申し訳ない
スコップにこんもりと盛った砂を…
ディボット跡にバサッと落として…
芝と同じ高さになるように足の裏で広げる
踏み固めずに平らにならす要領で
目土をした端のところから芝が顔を出しているような仕上がりを目指そう
バラバラになったターフは戻さなくてOK
JGMセベバレステロスGC グリーンキーパーの戸島義貴さん
取材に協力してもらったJGMセベバレステロスGC
取材に協力してもらったJGMセベバレステロスGC
取材に協力してもらったJGMセベバレステロスGC
使い慣れた人には手放せない便利グッズなようです 写真:AC
レーキをかける場合は柄をなるべく平行にしてならす 写真:Getty Images
レーキはバンカーの外に置くのが最も一般的 写真:AC
バンカーの内側にフチと平行に置くパターン 写真:AC
レーキのヘッドをバンカー内に入れ、柄の部分をフチと垂直に置くパターン 写真:AC

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