- ゴルフのニュース|総合ゴルフ情報サイト
- 記事一覧
- ゴルフの豆知識
- ボールをなくさずに上達はできない!? ドライバーの不調がゴルフ場でしか修正できないワケ
できるだけボールをなくさずにラウンドしたい、というのはすべてのアマチュアゴルファーの願いです。しかし、練習場で身につけたスイングは本番で打てるようにならなければ意味がありません。どうすれば上達を妨げず、さらにボールをできるだけなくさないようにラウンドできるのでしょうか。
ラウンドで打ててこそ上達したといえる
このところボール1個で完走できる日が増えていたのですが、ひさしぶりに1ラウンドでボールを4個なくしました。今年に入ってからのワースト記録更新です。
ボールをなくした内訳はOB2発と池ポチャ2発です。OBはペナルティーが大きいので常に警戒しているのですが、ドライバーが不調だと警戒していても出てしまいます。
それであればティーショットをフェアウェイウッドやユーティリティーで打つという考え方もあるのですが、ドライバーの不調はコースでしか直せないという側面もあります。
筆者の場合、インドアゴルフスタジオでも練習場でもドライバーがそれなりに打てるようになってきたのですが、コースに出るとたちまち不安定になります。
したがって、ティーショットをドライバー以外のクラブでやりくりし、ラウンドが終わってから練習場でドライバーを修正するという方法はあまり意味をなしません。ラウンド後の練習では何事もなかったかのように10球のうち8~9球は真っすぐ飛ぶのです。
結局のところ、コースで左右のOBや池やバンカーを意識すると、ドライバーが狙いどおりに打てなくなるという心理的な影響が大きいようです。それであればOBや池やバンカーが目の前にある状況でドライバーを打ち続けないと、いつまで経っても上手に打てるようにならないと考えています。
ですからドライバーが不調であってもコースではドライバーを振り続けます。ここ最近の傾向として、ドライバーのミスはほぼ100%左だったので、左さえ警戒しておけばOBを避けることができていました。
ところが先日のレッスンで、ドライバーに限らず左のミスはグリッププレッシャーが強くなりすぎているせいかもしれないという指摘を受けました。そこでグリップを握る強さを少しゆるめたところ、ドライバー以外のクラブが劇的に改善しました。
修正の方向性は間違っていないと確信しているのですが、グリップをゆるめるとドライバーだけが左にも右にも上(テンプラ)にも下(トップ)も飛ぶようになってしまいました。それをコースで直そうと試行錯誤していたらOB2発と池ポチャ2発が出ました。
スイングを直したいときはOBや池が少ないコースのほうがいい
ラウンド翌日にスコアカードの内容をスコア管理アプリに入力しながら、なくした4個のうち1個でも2個でも減らすことができなかったか考えました。
その結果、自分でも予想していなかった結論が導き出されました。それは「ラウンドの序盤でOBや池が多いコースだということが分かったのだから、安定感を取り戻したフェアウェイウッドとユーティリティーで刻みまくるべきだったのではないか」ということです。
ドライバーの不調はコースでしか直せないというのは、実際にそのとおりなのですが、その不調を直すにはまず、OBや池が少ないコースでドライバーをたくさん打つべきです。ハザードが多いコースでドライバーを振り回したから、こんな大惨事になったわけです。
せっかくドライバー以外の13本がそれなりにコントロールできるようになってきたのに、ムキになってドライバーを使い続けたのがボールをたくさんなくした原因だということに気づきました。
ゴルファーの間ではボールをなくさない方法がよく話題になります。池越えや谷越えのホールはなくしても構わない傷ついたボールに取り替えると、不思議と池や谷を越えてくれるというジンクスがまことしやかにささやかれていますが、ボールをなくさない一番いい方法はOBと池が少ないゴルフ場に行くことです。
ゴルフ場でボールをなくす原因の9割以上がOBと池ポチャです。深いラフや斜面でロストボールというパターンもありますが、1割にも満たないでしょう。
そのことをあらためて肝に銘じ、次回のラウンドはドライバーの不調を直すべきコースなのか、ドライバー以外の13本で戦うべきコースなのかを早い段階で見極めたいと思いました。
- 1
- 2
最新の記事
pick up
ranking