暑い時間を避けて18ホールプレーできる
夏の季節は35度以上の猛暑日が続くこともめずらしくなく、運動をする際にはこまめな水分補給や冷却グッズの持参など、十分な熱中症対策が求められます。
ゴルファーのなかには、真夏は熱中症になる恐れや、日焼けするのでラウンドを避けている人もいるかもしれません。

しかし日没後におこなうナイターゴルフであれば、比較的快適な気温のなかでプレーすることができます。
ナイターゴルフのスタート時間は、おおよそ15~19時が平均的ではあるものの、なかには21時台から利用することが可能なコースもあります。
ゴルフ場によっても異なりますが、支払いは自動精算機による前払いが多く、クレジットカードも使えます。キャディーバッグの運搬とカートへの積み込みはセルフ形式となるところもあるようです。
レッスンプロの三浦辰施氏は、ナイターゴルフの魅力について以下のように話します。
「やはり、仕事終わりに18ホールプレーできるのが一番の魅力だと思います。早朝プランを用意しているゴルフ場もありますが、早起きが苦手な人には向いていないでしょう。薄暗いなかでショットを打つと、意外と飛球線がしっかりと見えて、普段より打球速度も早く感じます」
「とくに日中と比べて飛距離が出るわけではありませんが、なんなくプロが打つようなショットを感覚だけでも楽しめるのも魅力の一つです」
ほかにも、ナイターゴルフは日中のラウンド料金よりも価格が安く設定されています。9ホールだけのハーフプランは、最安で3000~4000円台、18ホールすべてを休憩なしで回るスループランなら1万円弱から利用できるのが特徴です。
あやしいと思ったら暫定球の宣言を
また三浦氏は、ナイターゴルフならではの注意するべき点がいくつかあると話します。

「基本的にはコース全体が照らされているので、フェアウェイやラフにあるボールは簡単に見つけることができますが、林の中などにボールが飛んでしまうと、見つけるのは困難です。そのため、あやしいと感じたらなるべく暫定球を打っておくと、プレーを円滑に進めることができます」
「またレストランや売店、ロッカーや浴場は使用できない可能性があるので、予約する際にチェックしておくと良いでしょう」
ナイターゴルフは、照明に照らされた幻想的なコースの中をプレーするので、いつも利用しているゴルフ場も全く別物に見え、非日常感に満ち溢れています。
前後の組の圧を感じながらプレーすることもほとんどないので、ビギナーにもオススメかもしれません。
基本的には夏の期間限定で用意されているので、興味がある人は一度体験してみると良いでしょう。