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- 「ファー!」を忘れがちな“危険”シチュエーションとは? 打ち込んだ組とのトラブル避ける一言とは?
ゴルフのプレー中、ミスショットで隣のホールにボールが飛んでいってしまった時、皆さんはどのように対応していますか? 他のプレーヤーに危険が及ぶ可能性がある時には、「ファー!」と大きな声で叫んで、飛んできているボールを知らせる必要があります。
忘れがちなトップやシャンクでの同伴者への警告
「ファー!」とは、英語の“Fore(前方)”が日本で訛って伝わった言葉で、他のプレーヤーや、ゴルフトーナメントの際にはギャラリーに向かって打ったボールが飛んできていることを警告する際に使用されます。その重要性について、JLPGAティーチングプロの岡本恵氏が解説します。
※ ※ ※
「ファー!」と叫ぶことは、そちらにボールが飛んでいるので注意してください、と知らせるためのサイレンのようなもの。聞こえてきたプレーヤーは、すぐに危険を察知して身を守るために備えます。ゴルフ初心者の中にでは「ファー!」の意味を知らない方もいますが、ミスショットで他のプレーヤーにボールが当たる可能性がある時には、必ずこの言葉を叫ぶことで相手に危険を伝えてください。
相手に聞こえなかったら意味がないので、なるべく大きな声ではっきりということが大切です。特に風が強い時などは声が聞こえにくい状況も考えられますので、大きな声で何度も叫ぶことが求められます。同伴者も協力して、ボールが飛んでいる方向のプレーヤーが確実に警告を受け取れるようにしてください。
また、グリーン周辺で起きるトップやシャンクなどのアプローチミスで同伴者の近くにボールが飛んでいった場合にも、「ファー!」と叫ぶことが必要です。「ファー!」と叫ぶことで、他のゴルファーに瞬時に状況を理解してもらえます。
叫んだのに文句を言われたら、声が届かなかったことを詫びる
隣のホールに打ってしまって、そこに別のプレーヤーがいた時には、「ファー!」と叫ぶだけでなく、可能な限り近くまで行って「失礼しました」などとお詫びをすることも大切。お互いが気持ちよくプレーするためのマナーです。
また、よくあることなのですが、謝りにいった際「危ないから声をかけてよ」と言われることもあるかと思います。そんな時は「ファー!と叫んだつもりだったのですが、声が届かなかったみたいで申し訳なかったです」と、一言付け加えるようにしましょう。
ゴルフ場での声は自分は思う以上に通らないものです。「聞こえなかった」ということがないように、なるべく大きな声で「ファー!」と叫ぶようにしてください。
逆に隣のホールなどから「ファー!」という声が聞こえてきた時はどうすべきでしょうか。突然のことですので、どこからボールが飛んでるのかを認識するのは不可能です。私がやっていることや生徒さんに指導していることは、とにかく頭を防御すること。普通に立っていて頭にボールが直撃すると大きなケガになる可能性が高くなります。身をががめて手で頭を防御するようにしてください。
【解説】岡本恵
JLPGAティーチングプロ。ステップ・アップ・ツアー、アジアンツアーに参戦後、2009年よりティーチングプロとしてゴルフ練習場にて一般ゴルファーを指導。約15年の間に指導したアマチュアゴルファーは1000人以上。マナーやエチケットを守りつつも、楽しくゴルフしていただくのがモットー。現在は名古屋市の竜泉寺ゴルフ場にて指導を行なっている。
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