グリップも長く放置するとカビだらけに… ゴルフクラブを長持ちさせる効果的なお手入れ法とは?

ゴルフクラブやグリップを長持ちさせるためには、どのような保管方法やお手入れが効果的なのでしょうか?

月1回は洗剤を使用してグリップを洗う

 クラブはステンレススチールや軟鉄、カーボンを主な材料としているため、一般的な使用をしていればすぐに劣化することはありません。しかし、ショットの際に地面とソールがこすれることでのキズやヘコみが蓄積したり、フェースのヒール・ネック部分で打ち続けると使用できない状態になることもあります。

手汗や皮脂が付いたまま高温多湿の環境に置くとグリップにカビができることもあるので保管場所に気をつける 写真: Unsplash
手汗や皮脂が付いたまま高温多湿の環境に置くとグリップにカビができることもあるので保管場所に気をつける 写真: Unsplash

 また、出し入れしやすいからと風通しの悪い玄関や空調の整っていないガレージの奥に放置し続けると、接続部分を中心に劣化が早くなります。

 いくら消耗品とはいえ中古であれば1本で数千円から、新品であれば数万円もかかるクラブが台無しになっては非常にもったいないですし、買い替えるのにも余計な出費がかかります。

 せっかく手に入れたクラブを長く使えるようにするためには、どのような対策が必要なのでしょうか。レッスンプロでクラフトマンの関浩太郎氏は以下のように話します。

「グリップに手汗や皮脂が付いたままの状態で高温多湿の環境に置かれると、カビが繁殖して滑りやすくなってしまいます。結露がしやすいとされる北側の窓辺は湿度が高くなりやすいほか、キッチンや浴室の近くでは、室温も高くなるので保管場所としては向いていません」

「クラブを使用した後のグリップは必ず水洗いをし、月に1回程度はスポンジやたわしに中性洗剤をつけてゴシゴシと洗うと、細かい溝の隙間まで入り込んだ汚れも落とせるので、常に清潔な状態を保てます」

「グリップのゴムが劣化してツルツルになると、必然的にクラブを握る力が強くなってダフリやシャンクなどのミスショットの原因にもつながります」

 熱や湿気のこもらない涼しい場所で保管するのが最適ですが、玄関で保管せざるを得ない場合は、除湿剤などを置いたりこまめに換気を行ったりするのが効果的です。

 またシャフトとヘッドは接着剤で、シャフトとグリップは両面テープでつながっています。3トンくらいの衝撃にも耐えられるくらい強力ですが、反対に熱にはとても弱い性質があります。

 真夏のトランク内は、高温で風通しも大変悪いので、出し入れが面倒だからと言って放置していると接着剤が溶けてしまうこともあります。

アイアンやウェッジのフェースもこまめに掃除

 では、クラブの寿命を長くするための管理方法に関して、ほかに挙げられるものには何があるのでしょうか。

 ヘッドの汚れを取り除く場合は、メラミンスポンジに少量の水をつけてこすると、洗剤を使わなくてもきれいになります。アイアンやウェッジは、フェースの溝に土や砂が挟まるとボールにかかるスピン量が減少し、思った通りに打てなくなることもあるので、歯ブラシなどでかき出すと良いでしょう。

 ついでにサビ止めスプレーを吹きかけてあげると、表面がコーティングされて防止につながります。

 クラブは、1本1本が高価なだけでなくボールの飛距離や方向性を決めるのにも大きく左右するので、非常にデリケートなものであるといえます。クラブを長く使い続けたいのなら、道具の日常的なメンテナンスは「基本中の基本」といえるでしょう。

【図解】自分でもできるって知ってる? “DIY”でグリップ交換するときの基本的な手順

画像ギャラリー

新品のグリップを用意する 写真:AC
基本的にゴルフショップ等で買ってくるものは、新しいグリップ、下巻きテープ(両面テープ)、溶剤 写真:AC
劣化したグリップをシャフトを傷つけないようにしながら、カッターなどで取り除く 写真:AC
劣化したグリップをシャフトを傷つけないようにしながら、カッターなどで取り除く 写真:AC
溶剤を吹き付けて貼ってあった下巻きテープをきれいに拭き取る 写真:AC
新しい下巻きテープをグリップの幅に巻き付ける。らせん状にせず、縦に2本被せるなどの簡便な方法でも良い 写真:AC
グリップエンド部分に水滴などが入り込むとサビの原因になるので、下巻きテープでしっかりフタをする 写真:AC
粘着面を露出させた下巻きテープに溶剤を吹き付ける 写真:AC
グリップの内側にも溶剤を吹き付けるとグリップが入りやすい
シャフト部分を傷がつかないように固定して、グリップを一気に押し込む
溶剤が乾かないうちにグリップの向きなどを調整する。風通しの良い場所で半日ほど放置して完全に定着させる
手汗や皮脂が付いたまま高温多湿の環境に置くとグリップにカビができることもあるので保管場所に気をつける 写真: Unsplash

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