安易に「安いからネットで」は危険! オンライン店舗でクラブを購入するときの注意点 | e!Golf(イーゴルフ)|総合ゴルフ情報サイト

安易に「安いからネットで」は危険! オンライン店舗でクラブを購入するときの注意点

最近では、クラブをインターネットで買う人も多いかもしれません。どのような点に気をつけた方が良いのでしょうか。

スキル以上の性能を持つクラブを“背伸び”して買わない

 新しくクラブを買いたいと思った場合は、ゴルフ用品店やスポーツショップに行って、並べられているクラブの中から試打して自分の好みや特性に合ったものを選ぶことが多いでしょう。

クラブフィッティングするときもミスショットをカウントして自分の性能に合ったものを買う 写真:AC
クラブフィッティングするときもミスショットをカウントして自分の性能に合ったものを買う 写真:AC

 しかし、スポーツに特化した店舗が近くにない地域だったり、対面販売に若干の苦手意識を持っていたりする人にとっては、自宅から気軽に買えるインターネット販売は強い味方です。

 では、インターネットでクラブを購入する際に気をつけるべきこととは何でしょうか。レッスンプロの関浩太郎氏は以下のように話します。

「ヘッドスピードやシャフトの重量、ロフトの角度などのクラブのスペックを自分の実力に合わせ、スキル以上の性能を持つクラブを『背伸び』して買わないことが非常に重要です」

「買った後に何か違和感があるときは、オーバースペックかコンディションが良いときのスペックに合わせてしまっている可能性があります」

 クラブの性能が高ければ高いほどボールが遠くへ飛ぶようになったり、良いスコアを叩き出せるようになったりしそうに感じますが、なぜ自らの腕に見合ったものを選ばなければならないのでしょうか。関氏は以下のように話します。

「ゴルフは、調子が良い時が少なく、むしろ悪い時の方が多いスポーツです。ビギナーは、なかなかナイスショットが出ないことに気持ちが沈んでしまう人が多いですが、上級者ともなると『うまくいかなくて当たり前』と気がつくようになります。あくまでも、ミスショットをつないで前に進んでいくのがゴルフの攻略方法なのです」

「対面でフィッティングをする際も、ミスショットをわざとカウントしないで、うまく当たったショットのデータだけを取ってクラブを提案するケースが結構あります」

「すると、調子が良い時と悪い時の振れ幅が大きくなってクラブの性能に自分自身がついていけなくなる恐れがあります。なのでよく『平均値かワースト値を基準にするのが間違いない』と言われています」

 シャフトの柔らかさや重さによって、ヘッドスピードやボールの回転する方向は変化します。また、ロフトの角度が大きければボールは高く上がり、反対に小さいと前に飛ぶようになります。インターネット購入では、試打すらも一切できず自分のクセも分からない状況のため、最適なクラブを選ぶことがより困難になるのが最大の注意点です。

オークションサイトやフリマアプリは偽物に注意

 さらに、オークションサイトやフリマアプリで販売されているものは、専門のサイトから購入するよりも圧倒的に安く購入できますが、コピー商品や模造品である危険性もあります。実際に、人気商品や希少性の高いクラブで偽物が横行し、使用してみたらすぐに壊れたなどの被害が続出しているそうです。

一般社団法人日本ゴルフ用品協会(JGGA)が案内している模造品対策のラベル
一般社団法人日本ゴルフ用品協会(JGGA)が案内している模造品対策のラベル

「ゴルフショップに試打だけした後、インターネットで安く買うといいんじゃないの?」と思う人もいるかもしれませんが、あまり感心できません。考え方は人それぞれですし、試打したからといってそのお店で必ずしも買わなければいけないことはありませんが、多少高くても、自分にとってベストなクラブ選びを手伝ってくれた手間賃と考えるべきなのではないでしょうか。

 代わりに、クラブ専門サイトの中には、興味のあるクラブを取り寄せて試打を行い、気に入ったら購入し、合わなかったら返品できるシステムがあります。毎月の利用料金は定額制で、買い取る場合は定価から過去の利用料金を差し引いた残りの金額を支払う形態となっています。

 また、返却の場合は月々の基本料金だけで済むので、フィットしなかったとしても出費を最小限に抑えられます。

 本来であれば、店舗に行ってお店の人と相談しながら決めるのが、自分に合ったクラブを探す最も確実な方法かもしれません。しかし、いつでもどこでも簡単に購入できるのがインターネット販売の最大のメリットでもあります。信頼性が高く、サービスの行き届いた専門サイトを利用するのが一番適切でしょう。

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