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- ゴルフでは「ヤード」を使うのにグリーン上だけは「メートル」に!? 2つの単位が混在するワケとは?
ゴルフで距離を示す単位といえば「ヤード」ですが、グリーン上だけは「メートル」で表されることがありますが、なぜなのでしょうか。
グリーンの距離を視聴者にもわかりやすくするため
ゴルフは距離を示すとき「ヤード」と呼ばれる単位が用いられます。1ヤードは0.9144メートルなので、「メートル法」に慣れている日本人には少々計算が難しいと感じるでしょう。

ゴルフ場の各ティーイングエリアには、そのホールが何ヤードあるかを示す看板が掲げられ、トーナメントのテレビ中継でもピンまで何ヤード残っているかが画面に表示されます。
しかし、グリーン上になると突然ヤード表記からメートル表記に変わり、なぜ異なる単位になるのかと疑問に思う人もいるかもしれません。
では、なぜグリーン上の時だけカップまでの距離がメートルやセンチメートルへと変化するのでしょうか。ゴルフ場の経営コンサルティングを行う飯島敏郎氏(株式会社TPC代表取締役社長)は以下のように話します。
「日本は元々ヤード文化ではなくメートル文化なので、パッティングに関しては後者で説明した方がカップまでの残り距離を直感的に理解しやすいという理由から変化していると思われます」
「カップまでかなりの距離があるのなら、ヤード表記でも何となくで感覚がつかめますが、短い距離では『あと5ヤードだから、つまり何メートル残っているんだっけ?』といちいち計算していると、煩雑になって中継を見ている視聴者はイメージしにくくなってしまうので、手間を省くためにメートル表記にしているとされます」
「最近では、室内でもリアルなゴルフ体験ができる『シミュレーションゴルフ』が流行っていますが、ものによってはグリーン上の残り距離をヤード表記にするのかメートル表記にするのか、モードチェンジが可能になっています」
また、ゴルフの本場として知られるイギリスやアメリカのテレビ中継の場合、グリーン上ではヤードからより短い単位の「フィート」を用いた表記へと切り替わり、同様にカップまでの距離が分かりやすいように調整が行われています。
日本のゴルフは英・米の文化から強く影響を受けている
では、なぜ日本はメートル文化であるにも関わらず、ゴルフにおいてはヤードを今でも使用しているのでしょうか。飯島氏は以下のように話します。

「日本のゴルフは、イギリスで競技化され、アメリカで現在の形に発展したものが渡ってきています。イギリスにとってもアメリカにとっても、ヤードはなじみが深い単位なので、日本はそのまま受け入れ『伝統』として受け継いでいるからではないでしょうか」
「ただし、ヨーロッパ圏をはじめ海外全体を見てみるとメートル表記で統一されているところがほとんどで、ヤードにこだわっているのはイギリス、アメリカそして日本の3カ国ぐらいです」
「世界共通で使用される距離の単位にメートルが選ばれたため、海外の多くは国際標準に合わせる形でメートルへと変更していきました」
「ゴルフの公式ルールはR&AやUSPGAが定めていますが、世界にゴルフが広まっていく過程の中で各国はローカルルールとしてヤード表記をやめた背景もあると思います」
「一方で日本の場合は、ヤード文化を色濃く残す国の影響を非常に強く受けたこともあって、基本的には現在でもヤードを中心に使用しているといえます」
日本でも一時期はヤード表記を廃止してメートル表記に統一していた時代がありました。1976年から1984年までの8年間は、当時の通商産業省が「商業目的で使用される距離表示は全てメートル法に基づいたものにそろえる」と決定したことが要因です。
対して、ゴルファーたちは「距離感のズレ」が大きな問題になると激しく反発し、結果的に1984年から先はヤード表記に戻っています。
ゴルフに限らず、明治時代以降に日本で普及したスポーツや文化、産業などはイギリスとアメリカをお手本にしてきた点が非常に大きいです。同時に「メートル法」と呼ばれる国際規格も流入したため、世界のどこにも存在しない独特なゴルフが生まれたのかもしれません。
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