- ゴルフのニュース|総合ゴルフ情報サイト
- 記事一覧
- ゴルフの豆知識
- ティーショットを隣のホールに打ち込んじゃった… OBじゃなければそのまま続けていいの?
アマチュアはボールの方向性がなかなか定まらず、隣のホールに打ち込んでしまうことも少なくありません。誰もいないことが確認できたらそのまま打っても良いのでしょうか。
ローカルルールがなければそのまま続行
アマチュアはティーショットが思うように打てず左右どちらにも大きく曲がりがちです。ときには林を大きく超えて隣のホールにまで行ってしまうことも少なくありません。

誰もいないことが確認できれば隣のホールから打っても問題ないのでしょうか。ゴルフ場の経営コンサルティングを行う飯島敏郎氏(株式会社TPC代表取締役社長)は以下のように話します。
「隣のホールに入っても、ロストボールにならなければ『インプレーのボール』と見なされるので、打っても構いません。実際のトーナメントでもOBでなければ隣から直接打って戻すというシーンはよく見ます」
「ただし、打ち込んだ先のホールはほかの組にプレーの優先権が与えられているため、何食わぬ顔でズカズカと入っていくのはマナー違反です」
「人がいてもいなくても『失礼します』といって立ち入り、反対に出ていくときにもあいさつをする習慣をつけましょう」
「また、各ゴルフ場のローカルルールでホールとホールの間に1打のペナルティーを付けなければならない杭が設置されていることがあります」
「杭を超えて飛んで行ってしまった場合は、自分たちがプレーしているホールの決められた場所までボールを移動させ、1打加えたうえでプレーを再開しましょう」
ワンペナルティー(ワンペナ)は、公式規則ではなくローカルルールであるため、ゴルフ場によって標識や救済方法が異なってきます。ペナルティーエリアを示す杭は、黄色の単色のところもあれば黄色と黒のしま模様の「トラ杭」といわれるものもあります。
さらに、ボールをドロップする位置も「最後に越えた地点を起点にし、ピンに近づかないニアレストポイントから1クラブレングス以内」や「ボールがあった地点とホールを結んだ平行線上のフェアウェイ」などさまざまです。どうすればよいのか分からない際は、事前にゴルフ場に確認しておくと安心でしょう。
しっかり謝罪をすればトラブルには発展しない
隣のホールに打ち込んでしまったとき、ほかの組がプレー中だった場合はどうすればよいのでしょうか。
人がいようがいまいが隣のホールに打ち込む可能性が高いショットだと感じたら「フォアー!」と叫んで危険を知らせるべきです。
実際にプレー中の人がいた時には帽子を脱いだり手をあげたりして「打ち込んでしまい、申し訳ありませんでした」としっかり謝罪の気持ちを表すのが大切です。出ていくときも同様に深々と挨拶すれば、トラブルになることも少ないでしょう。
ゴルフは「あるがまま」の状態からプレーを進めるのが原則であるため、隣に入ってしまったボールもそのまま打つのが基本です。しかし、安全やプレーファスト促進のためゴルフ場ごとで定めたルールがあれば必ず従ってプレーしましょう。
最新の記事
pick up
ranking