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ラーム静観は「リブ破産→契約白紙」を狙っているから!? CEOは強気も“そっと距離を置く”利害関係者は後絶たず
PIFによる資金支援終了が決まったリブゴルフは、2027年以降どころか今季の完走すら不透明な状況に陥っている。残り4試合の開催資金にも不安が広がる中、新たな出資者探しに奔走する運営側の苦闘と、離反する関係者たちの現実を追った。
CEO強気の根拠は「今季に必要なお金は投入されるはずだ」という“見込み”
サウジアラビアの政府系ファンド「PIF(パブリック・インベストメント・ファンド)」からの支援が2026年いっぱいで打ち切られることが決まっているリブゴルフ。
スコット・オニールCEOは「今季は予定通りに開催する」と即座に宣言したものの、世界のゴルフ界では日々、さまざまな噂や憶測が広がっている。
6月上旬には、米メディアによって「今季の残り4試合の開催も危うい」と報じられた。
今季のリブゴルフは、6月初めにスペイン大会が無事終了したが、続いて開催されるはずだったルイジアナ大会は延期されることが早々に発表されており、秋ごろに規模を縮小したエキシビション的な大会として開催予定とされている。

残る4試合は、7月の英国大会と8月のニュージャージー大会、インディアナ大会、そしてチーム選手権となるミシガン大会だが、リブゴルフ幹部の一人は、米フロント・オフィス・スポーツに、こう明かした。
「PIFから、いつ入金がストップされるのかを、リブゴルフ上層部の誰一人知りえていない危機的状況だ。残り4試合のすべての開催が危うくなっている」
これまでオニールCEOは、26年シーズンの大会開催に必要となるお金は、PIFからリブゴルフへ、すでに投入されているというニュアンスで語っていた。だからこそ、「今季は予定通りだ」と言い切ったのだと見られていた。
しかし、この幹部が明かした話から推測すると、どうやらオニールCEOは「PIFとは、そういう約束になっている。だから、今季に必要なお金は投入されるはずだ」という“見込み”に基づいて、「今季は予定通りだ」と語ったのだと考えられる。
そして、米メディアの調べによると、実際これまでPIFからリブゴルフへは、マンスリーベースで一定金額が振り込まれていたとのことで、その金額はこれまでは毎月1億ドルで年間12億ドル、この5年ほどで約60億ドルが、すでにリブゴルフに投入されてきた。
しかし、リブゴルフは、それほどの大金を授かっていながらも、一向に収益を上げることができず、PIFは「60億ドルを無駄に費やした」と考えて、リブゴルフへの支援打ち切りを決めたと言われている。
それでもオニールCEOは「PIFは素晴らしい組織であり、26年いっぱいはリブゴルフを支援すると公に語っている」として、「今季は予定通りだ」と宣言していた。
そして、結果的に毎月の資金投入はどうなっているかと言えば、米スポーツ・イラストレイテッドによると、5月には6600万ドル、6月には1億3000万ドルがPIFから振り込まれたそうだ。
2カ月で1億9600万ドル。ほぼ2億ドルゆえ、このペースで今後も振り込みが続けば、オニールCEOが信じている通り、今季の残り4試合は開催できると見ていい。
しかし、リブゴルフ幹部が憂いているように、PIFからの振り込みが今後途絶えてしまったら、もはや今季の残り4試合のうちの数試合、最悪は4試合すべてが開催不可能となるかもしれない。
それにしても、PIFとリブゴルフの間に契約書は存在していないのだろうか。どんぶり勘定にもほどがあり、およそビッグビジネスの話とは思えない。
「どこか」から6億ドルを工面する必要
いずれにしても、現在のリブゴルフは27年以降の生き残りどころか、今季の生き残りすら危うい様子で、PIFに代わる新たな出資者探しに奔走しているオニールCEOは、来季の開催費用はもちろんだが、まずは今季の残り試合の開催費用を工面する必要に迫られているということになる。
一体いくら必要なのか。米メディアの試算によると、今季の残り4試合を開催するためには、すでにPIFから投入された資金とは別に、「どこか」から6億ドルを工面する必要があるという。
これまでオニールCEOは新たな出資者に2億5000万ドルか3億5000万ドルを求めていると報じられてきたが、その金額だけでは今季の残り4試合の開催すら十分ではないという計算になる。
しかし、「あと、いくら必要」という考え方は、リブゴルフの大会をこれまで通りに開催するとしたら、どのぐらいの金額が必要になるかという話であり、もはや、そんな贅沢を言っている場合ではないはずである。
奇特なスポンサー企業が現れて、開催資金がいくらかでも得られたら、その金額で可能な範囲の開催方法を考えるべき段階なのではないだろうか。
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