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- 年に1度はゴルフ用具をピカピカにしませんか? 「ゴルフクラブのプロ」が教える正しいお掃除方法
ラウンドごとにゴルフクラブをきちんと掃除する人は意外と少ないと思います。しかし、年に一度ぐらいはゴルフクラブをきちんと清掃するべきです。そこで、クラブフィッティングのプロに正しいお掃除方法を聞きました。
基本は水拭きからのカラ拭きで表面の汚れを拭き取る
早いもので2023年ももう年の瀬。そろそろ年末恒例の大掃除に励んでいる方も多いのではないでしょうか。そんなみなさん、ゴルフクラブは大掃除をしなくていいのですか。
普段からキレイにお手入れをしているという方ならともかく、普段はバッグにクラブを入れっぱなし、何なら車のトランクに積みっぱなしなんて方は、せめて年に1度くらいは愛用のクラブをお手入れしてください。
そこで代官山「プレミアムゴルフスタジオ」のカリスマフィッター吉田智さんに、クラブのお掃除方法を教わりました。
「基本的にゴルフクラブは、キツめに絞ったぬれ雑巾などで水拭きしてからカラ拭きするというのがお掃除の基本です。これはどのクラブのどのパーツも同じで、表面についた汚れやホコリ、芝のカスなどを取り除くための基本です。専用のクラブクリーナーなどの洗剤も売っていますので、汚れが気になる方はそういったものを使うのもいいでしょう」(吉田さん)
普段プレーしているだけでも、土や芝のカスが付着したり、ホコリなどは溜まっていきます。まずはそれをきちんと拭いてあげるのが、クラブ掃除の基本ということです。
キャディバッグに関しても、基本的には同じように水拭き→カラ拭きでOK。ただしバッグ内やポケットの中などに芝カスなどが溜まりやすいので、逆さにしてそれらを外に排出したり、中のものを全部取り出して掃除するといいでしょう。
ゴルフ場などにあるシューズ掃除用のエアガンをバッグ内に吹き込むと、中の芝カスなどを飛ばすこともできます。
「スチールシャフトの表面などにサビが浮いている場合は、『ピカール』などの研磨剤で磨いてやるとキレイに取れます。やりすぎるとシャフトの表面のプリントなども落ちてしまうので注意が必要ですが、性能面に影響はありません。ウッドやアイアンなどのヘッドも、細かな傷や拭いても落ちないガンコな汚れには『ピカール』が有効ですよ」(吉田さん)
ウェッジやアイアンの溝に詰まった土などは、硬めのナイロンブラシなどで掃除するとよいそうです。古い歯ブラシなども有効でしょう。
ノーメッキのウェッジを使っている人は、日ごろからのサビ対策が重要ですが、保存時には薄くベビーオイルやシリコンスプレーなどを塗布するといいでしょう。
グリップは使わなくても劣化する早めの交換がベター
クラブ掃除の際にいちばん大事なのはグリップです。手との接点なので皮脂などの汚れもつきやすく、キャディバッグ内の汚れなどが付着してしまうこともあります。
「汚れたグリップは、中性洗剤や薄めた溶剤などでよく拭いてやることで、かなりキレイになります。ただし、ラバー製のグリップは加水分解するので、使わなくても時間の経過とともに劣化してツルツルしてきます。グリップは消耗品と考えて、年に1度くらいのペースで新品に交換することをオススメしたいですね」(吉田さん)
劣化しにくいといわれているエラストマー性のグリップも、1年ほど使っているとヨレなどが生じてやはりグリップ性能は低下するそうです。
蛍光灯などの下で、ヘッド側からグリップエンド方向によく見てみると、グリップのヨレがよく見えるそうです。
一見まだキレイでも、そういったヨレや劣化はリキミやパフォーマンス低下の原因になります。ケチらずに早めに交換するべきだと吉田さんはいいます。
グリップ交換自体はさほど難しい作業ではないので、自分でやってみるのもいいかもしれません。
みなさんもこれを機会にクラブもキレイにして、すがすがしい気持ちで2024年を迎えたいですね。
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