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- キャンピングカーでツアーを転戦したプロキャディーの生活とは? 「ストレスが一気に解消しました」
国内女子ツアーを中心にプロキャディーとして活動しているのが梅原敦さん。かつては藤田寛之の専属キャディーも務めていたベテランです。その梅原さんが、昨年の3月に購入したのがキャンピングカー。なんと23年シーズンはこの車でトーナメント会場を転戦したとのこと。早速、詳しい話を聞いてみました。
宿泊費と食費を抑えられるのが大きい
ゴルフツアー関係者にとって結構な負担になるのが経費です。北海道から沖縄まで全国を転戦するだけに、年間の交通費はかなりの額になります。
さらに火曜日から土曜日までの宿泊費や食費を考えると、経費だけで数百万円はかかる計算です。また、飛行機やレンタカーの手配、ホテルの予約などの手間も結構なストレスになります。

プロキャディーも例外ではありません。タッグを組んだプロが上位に入れば高額のボーナスを得られますが、成績次第では経費だけで収入の大部分が飛んでいくトーナメントさえあります。もちろん、そのようなリスクがあることを承知のうえでバッグを担いでいるわけですが、少しでも利益を増やすために経費を抑える努力は欠かせません。
その手段として何人かのプロキャディーが行っているのが、車の中で寝泊りする車中泊です。市販車に布団を持ち込んだり、ワンボックスを改造したり、人によって様々ですが、23年3月にキャンピングカーを購入したのが梅原敦さんです。
「元々車中泊をしていたんですけど、意外と快適なことに気がつき、もしもキャンピングカーだったらもっと楽しいんだろうなと。それで思い切って購入することにしました」
これまでキャンピングカーを利用するツアープロは何人かいましたが、プロキャディーで購入した例は稀です。
「最初は高価なものだし、手が出ないと思っていたんですが、軽トラックをベースにしたものならそこまで高くはなかったのでローンを組んで購入しました」
車両本体価格は360万円ですが、内装などにプラス90万円かかり、450万円の出費となりました。それでも宿泊費を考えると単純に4年で元は取れる計算です。
「食費も外食ではなく、自炊で賄えるので、かなり抑えられます」。トイレとシャワーはありませんが、キッチンや電子レンジが装備されているのは大きいでしょう。問題は、どこに車を駐車するかです。
サスペンデッドになってもイライラしない
「オートキャンプ場が多いですね。コースの近くにない場合は、トーナメント会場のゴルフ場にお願いして、駐車場を貸してもらいます。これまで断られたことは一度もありませんよ」
トイレは道の駅などを利用し、お風呂は公衆浴場などを利用するとのこと。体を酷使する仕事だけに、しっかりと疲労を取れるかどうかも気になりますが、むしろホテルよりも快適だといいます。

「結構聞かれるんですけど、体に負担のかかりにくいマットレスを使用しているので、その心配はありません。豪雨のときなどたまにホテルに宿泊することもありますが、やっぱり自分のマットレスのほうがぐっすり眠れます」
実際、中を拝見させてもらいましたが、スペース的には息苦しさを全く感じず、車を止める場所によってはかなり静かな環境で眠りにつけると思われます。
市販車で車中泊していたときと大きく異なるのは、車内で直立姿勢を取れることだそうです。
「ズボンをはくときなど、やっぱり立った姿勢になりたいですよね。現在のキャンピングカーはそれができるだけでもストレスがなくなります」。身長にもよりますが、170センチ以下の人なら問題なく立つことができます。
さらに、大きな利点としては、時間を有効活用できることです。ツアープロもそうですが、トーナメントではキャディーにとっても予期せぬことが起きます。代表的な例が日没サスペンデッド。残りのホールを消化するために翌日は早朝からのスタートになります。ホールアウト後から次のスタートまでの時間が極端に短くなりますが、キャンピングカーだとその影響はそれほど大きくはないといいます。
また、天候不良などで中断したときもキャンピングカーに戻れるので、体や精神面での負担は最小限に抑えられます。ちなみに、コインランドリーで洗濯が終わるのを待つ時間も苦にならなくなったそうです。
その他、選手の予選通過が微妙なときにチェックアウトするかどうか迷う必要もありませんし、飛行機やホテルの予約で悩むこともありません。
軽トラックのため、高速道路でそれほどスピードを出せないそうですが、安全面を考えれば大きなマイナスにはならないでしょう。プロキャディーの選択肢としてキャンピングカーでの移動は十分アリではないでしょうか。
【プロキャディー】梅原敦(うめはら・あつし)
1974年4月5日生まれ、京都府向日市出身。1998年つるやオープンより藤田寛之とコンビを組み、以後15年間右腕として専属キャディーを務める。2014年からフリーになり、以後は森田理香子、成田美寿々、李知姫、鈴木愛などとコンビを組む。2016年では日本ゴルフツアー選手権 森ビルカップで塚田陽亮とコンビを組み優勝。2017年日本女子プロゴルフ選手権で李知姫とコンビを組んで優勝。通算22勝。現在はYouTube「梅原敦の『梅チャンネル』」(https://www.youtube.com/@ume-channel)も運営。
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