- ゴルフのニュース|総合ゴルフ情報サイト
- 記事一覧
- ゴルフの豆知識
- パット数までちゃんと記録してる?? ストローク数だけで一喜一憂してては上達が遠のく?
スコアカードにはホールごとのストローク数を記録しますが、パット数までは書いていないプレーヤーも多いかもしれません。パット数を記録しておくメリットはあるのでしょうか。
パット数だけでなくミスしたシチュエーションを覚えておくことも大事
一般的なスコアカードには、それぞれのホールでのストローク数とパット数を記載する欄が存在します。しかし、中にはストローク数だけを記載して、パット数を記録していないゴルファーも少なくありません。
特にこの傾向はビギナーに多く見られるようですが、現役のシニアツアープロでゴルフスクールも経営している梶川武志プロは「パット数を記録して分析するとスコアアップにつなげられる」と話します。
「ツアープロの1ラウンドの合計パット数は30以下です。多くのアマチュアゴルファーの目標である『すべてのホールを2パット』が達成できると、合計のパット数は36になります」
「ビギナーはパッティングだけで45打以上を要していることがほとんどですが、ストローク数に気を取られてしまい、パット数を記録していないケースもよく見受けられます。これでは自分がパッティングに何打を要したのかが分かりません」
「パット数が40以上のビギナーであれば、スコアを5~10打ほど縮めることはそれほど難しくありません。なぜなら、ショットを改善するよりもパット数を減らすことのほうが簡単だからです。しかし、ホールごとのパット数を記録して分析しなければ、そのチャンスは逃してしまうでしょう」
パット数の分析とは、具体的にどのようなことを指すのでしょうか。
「3パットや4パットの原因がどのようなものだったのかを記録、覚えておくことが非常に大切です。大幅にショート、またはオーバーした結果なのか、1メートル弱のショートパットを何回も外したのかなど、そのシチュエーションを認識しておきましょう」
「距離感が合わず極端にショート、大きくオーバーすることが多い人は朝のスタート前のパター練習で、どのくらいの強さで打つとどこまで転がるのかを入念にチェックする必要があります。例えば『パターをこのぐらいの力で振れば15歩ぶん転がる』などと確認をしておけば、ラウンド中はそれを基準にして強さを調整できます」
「ショートパットをよく外してしまう人は普段からの練習も必要かもしれませんが、ボールを真っすぐに打ち出すことを意識するだけでもかなり改善するはずです」
グリーン上では芝目よりも傾斜に意識を向けるべき
パッティングの際はグリーンの傾斜や芝目も考慮する必要がありますが、梶川プロは「傾斜を正確に読むのはプロでも難しいことです。なので、傾斜があるかどうかの見極めだけでもできるようになっておきましょう」と言い、以下のように話を続けます。
「傾斜に比べれば芝目の影響は微々たるものなので、これについてはそれほど気にする必要はありません。芝目を気にするよりも、真っすぐボールを打ち出すことに集中するほうが大切です」
「また、ラウンド中はそこまでの余裕もないかもしれませんが、スコアカードの空いたスペースなどにパットのミスの原因が傾斜なのか、距離感なのかということを簡単に書き込んでおくと、後で振り返る際に分析がしやすくなるでしょう」
“ティーショットがOBになった”“ダフってボールが全然飛ばなかった”などのミスショットは記憶にも残りやすいですが、パット時のミスを覚えている人は意外と少ないのです。
パッティングはスタート前の練習と少しの意識で結果が大きく変わるので、ラウンド中はストローク数だけでなく、パット数を記録する習慣をつけることが上達にもつながると言えるでしょう。
最新の記事
pick up
-
「国産カーボンフェース」がついに発売! ヤマハの新作「インプレス・ドライブスター」ドライバー、FW、UT、アイアンを試打検証<PR>
-
「高反発エリア拡大でさらなる“飛び”を実現」 ミズノの新アイアン「JPX925」<PR>
-
アマチュアが打っても激スピン! フォーティーン「FRZ」を使ってギア好きゴルファー3人がスピン勝負してみた<PR>
-
キヤノンがゴルフを変える! プロゴルファー森田理香子が実践する“撮影機能付きレーザー距離計”「PowerShot GOLF」を徹底解剖<PR>
-
【連載コラム】フィッティングとレッスンの融合で上達! フォーティーンの新サービスを人気ゴルフYouTuberが体験<PR>
ranking