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- 組売りプランに3人で来場して「高い」とクレーム… ゴルフ場に聞いた「悪質予約」の実態とは?
ネットや電話、最近では「サブスク」も登場して、ゴルフ場の予約方法は多様化しています。便利になれば、当然「困った客」も増えるわけで……。ゴルフ場に最近の「困った客」について話を聞きました。
メンバー表を送らず「組み合わせは当日じゃんけんで」
ゴルフ場に出没する「困った客」といえばルール、マナーを守れない人が真っ先に思い浮かぶのではないでしょうか。
後続組からの打ち込みやスロープレーは、プレーヤーとしてゴルフ場を訪れると頻繁に遭遇します。
しかし、ゴルフ場側が感じる「困った客」はちょっと異なり、予約する段階で対応を悩ませる場合もあるそうです。一体どんな「困った客」がいるのかゴルフ場に聞いてみました。
ゴルフ場を予約する時には日時、組数と予約者本人の連絡先をインターネットまたは電話で伝えると思います。大型コンペの予約となると10~20組を一旦抑え、開催日が近づくと最終的な組数が確定になる流れになります。
「コンペ開催日ギリギリまで最終的な組数を連絡くれない人はたくさんいます」と話すのは、あるゴルフ場関係者。
連絡しても返事がないようなコンペの幹事さんだと、ゴルフ場側も不安な気持ちで当日を迎えるそうです。案の定、そういった幹事さんの中には、「プレー後にパーティーをしたい」と当日の朝にいってくるような人もいます。コンペルームや食材の確保が必要なパーティーの開催を当日にいわれるのは非常に困るそうです。
組み合わせ表を事前に送ってくれない人の中には、「当日、じゃんけんで決めるから事前には決められない」という人もいるそうです。
「結果的にバッグの積み込みやカートナビの設定に時間を取られ、スタート時間が遅れてしまいます。他のお客様にも影響が出てしまいます」
このように、予約段階から「困った客」は、いろいろなロスを生み出すことが多いそうです。
「組売り」のルールを無視してクレームを入れるゴルファー
無断キャンセルをする人も後を絶たないといいます。あるゴルフ場では「2つのゴルフ場予約サイトから、同日に同じ人が予約してきました。不自然に感じましたが『さすがに来るだろう』と思っていたら、メールも電話も返信がなく最終的には無断キャンセルになりました。予約サイトの運営会社には、今後はこの客が予約は受け付けないように要望を入れました」と苦労を話してくれました。
インターネット予約であれば客とのやりとりが残るので、最近は「言った」「言わない」というトラブルは減っているそうです。しかし、ネット上での記載不備がなくてもトラブルは起こるそうです。
「組売りプランは4名で来場することでお得な料金となる条件です。サイト上には『1名でも減ると追加料金が発生します』といった注意書きあります。それでも『そんなものは見ていない』と開き直り、3名で来場したにも関わらず追加料金の支払いを逃れようとする人がいます」
キャンセル料や追加料金の支払い実態についてゴルフ場に話を聞くと、「ほとんどの方は支払いに応じてくれます。しかし、『別の日程で予約するから』という言葉で逃れようする人も一定数います。ほとんどが『一見さん』で、そんな人は二度と来場してくれませんね」とコメントしてくれました。
キャンセル料の有無や金額はゴルフ場によって規定が違います。ゴルファーは予約時に確認しておいて、もしもの場合には規定通りに支払いをするべきです。
他にも、最近増加している「ゴルフ場のサブスクサービス」でもトラブルがあったといいます。
「月額料金を支払えばラウンドし放題ということもあり、事前にほぼ毎日予約を入れてくる人がいました。しかし、実際にはそのうちの1日しか来場しない迷惑客がいました。予約を入れられてしまうと、他の予約が取れなるなるため本当に困りました」
ただ、最近ではサブスク利用者の予約回数に制限をかけるようになったため、トラブルは減少傾向にあるようです。
本来はメンバーか紹介者のみから予約を受け付けていたゴルフ場、どんな人が来場してくるのかは予約時からしっかりと見ていました。そんな時代にも偽名で予約する暴力団関係者などはいたそうです。
ほとんどのゴルフ場がビジターのみの予約を受け付けるようになった近年こそ、ゴルフ場側に「予約時から迷惑客の予感がする」と思われないように最低限のマナーは心掛けてほしいものです。
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