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- ゴルフあるある第1位! 「1オンしたのに3パット」は脳のしくみのせい!? 原因と対策とは
シャフトメーカーのグラファイトデザインが今年、全国の20歳から69歳の一般ゴルファー1000名にアンケートを実施。多岐に渡る設問の中で「ゴルフあるある」部門のトップになったのが「1オンしたのにパットが決まらない」でした。“あるある”で笑って済まさず克服する方法はあるのでしょうか。
最後に考えたことが潜在意識として残る
「1オンしたのにパットが決まらない」。シャフトメーカーのグラファイトデザインが今年、全国の20歳から69歳の一般ゴルファー1000名に実施したアンケートによると、「ゴルフあるある」部門のトップがこれでした。アンケートに参加しなかった方々も思わず「その経験あるある!」と激しく同意することでしょう。

ショートホールで1オンしたのに、パットに手こずってバーディーチャンスから一転してボギー。2パットで収めてパーは安パイと思っていたのに、なぜかダブルボギー……。これでは1オンした喜びも帳消です。ひとたび気持ちが上がったぶん落ち込みも大きく、後悔を引きずってしまいます。
1オンしたのにパットが決まらない。パーが取れないのはなぜでしょうか。多くのトーナメントに出場した経験を生かしてアマチュアにレッスンをする、プロゴルファーの奥山ゆうしさんに教えてもらいました。
「そういうときは大体の人が『グリーンに乗ったからもう大丈夫』と安心したり、『3パットしたらいけないな』と不安を感じたりしています。実は、そう考えた時点でダメなんです。3パットへの扉が開きます。これでパーは取れるだろう。なんとかしてバーディーパットを入れたい。3パットしないだろうか……。安心や欲や心配を感じると、ストロークそのものへの集中力が下がるからです」
「集中力を欠くと、たちまち、この振り幅で打ってこのラインに乗せるんだというようなストロークの大事なポイントを忘れたり、無意識にパンチが入ったりして、ミスにつながってしまうのです」
安心や欲や不安といったものが、ストロークに対する集中力を低下させるのでしょうか。
「そうなんです。『入れたい』『入るかな』『3パットしたくない』といった思いは、これから起きるかもしれないし起きないかもしれない、未知の結果への心配です。いま目の前で迎えているパットには関係がない。関係がないことを心配したり考えたりすることは無駄であり、それによってストロークそのものに対する集中度は低くなります」
「特に、自分の番を待っている間もそうですが、ルーティンに入ってから入れたい、外したくない、入るかなと考えてしまうのは最悪です。私自身がかつて試合で何度も失敗した経験から学んだことなのですが、ストロークに臨むときは最後に考えたことが潜在意識として残り、それに行動が引きずられるのです」
「ストローク直前に少しでも『3パットしたらイヤだな』などと思い浮かべてしまうと、そのあといくら気持ちを切り替え、心を無にしたつもりでも、集中力は低下している。自分で決めた振り幅やラインの細かい注意点を忘れたりして、いいストロークはできないのです」
余計なことを考えないためにルーティンの順守が大事
話は少し変わりますが、ある脳科学者によると、人の脳はしくみとして違う感情を同時に記憶できないため、あとに思ったり考えたりしたほうを記憶するといわれます。ビジネス誌でも「部下を叱るときは、叱ったあとに必ず褒める。最後に褒められたことが強く残ることによって部下をやる気にさせることができる」といった内容の記事を見かけることがあります。「最後に思ったり考えたりしたことが潜在意識として残る」のを逆手にとった人材育成法でしょう。
ゴルフに転ずると、練習ボールが多少残っていても、ナイスショットをしたらそこで練習を終わりにするのがそれに近いでしょうか。最後に打ったボールの感覚やイメージが体の動きを司る脳に残りやすいとしたら、ボールを最後の1球まで打ち切ろうとして結果的にミスショットで終わるのを避け、いいショットで切り上げるほうが次につながるかもしれません。
では、1オンしたときのパットも直前により良いイメージを思い浮かべるほうがいいのでしょうか。
「いいイメージを持てばいいかというと、それは少し違います。みなさんは1打1打を必死に打っていたら18ホールが終わっていたという経験はありますか? 私は試合でよくそういうことがあるのですが、集中を切らずプレーに没頭しているときは、目の前のストロークのことしか考えていません。ショットであれば、距離は何ヤードか。足場はどうか。風向きはどうか。どのクラブを使うか。どこを狙ってどう打つか。考えること、やることはいっぱいあります。それを繰り返していくうち、気づいたら最後に来ていたという感じなのです」
そこまで集中するためにはどうしたらいいのでしょうか。
「パットの大まかな手順は、(1)カップまでの距離をはかって数値化します。歩足して“何歩”と認識するもよし、ライン全体を横から見て“何メートルある”と認識するのもいいでしょう。ラインもここで読みます。(2)距離に応じた振り幅を決めます。このとき上り下りの傾斜を加味し、振り幅とラインをマッチングさせるイメージで素振りをすることが大事です。(3)そのまま振り幅とラインを意識して、一定したリズムでストロークします」
「1オンしたときのパットも同じです。ボールをマークしたら、(1)から(3)を一生懸命行うだけです。やることは決まっています。短い持ち時間でできるだけしっかりやるのですから心配や不安を感じるヒマはありません」
「もし(2)と(3)の間などで『寄るかな、入るかな』『3パットしたらイヤだな』といったことを考えると、それが潜在意識に残り、せっかく振り幅を決めたのに、その通りに打てなくなってしまいます。先ほども言いましたが、まだ起きてもいないし失敗したわけでもないのに、結果を心配することによって集中力を乱し、本番を失敗してしまうようでは本末転倒です」
「最も大事なのは目の前の1打です。距離をはかったら、振り幅を決める、ラインを決める、一定のリズムで打つ。カップインするまでこの3点に集中してください」
こう奥山さんはアドバイスします。
1オン3パットを“ゴルフあるある”と笑ってごまかすのは、もうおしまい。これからは振り幅、ライン、リズムを心がけてしっかりパーをゲットしましょう。
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