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- 実践できない「ベジファースト」 ゴルフ場レストランから「野菜なしメニュー」が増加している?
食物繊維が豊富に含まれるものから食べることで、糖質の吸収をコントロールできるという「ベジファースト」。健康を気にするゴルファーでも実践している人は多いと思います。ところが最近、ゴルフ場のレストランではサラダが付かないメニューも増加傾向だといいます。
同組で回った全員がベジファーストを実践
先日あるコンペで、若手経営者2人と一緒に3サムでプレーする機会がありました。
筆者と同世代(1974年生まれ)は20代で起業する人なんてほとんどいませんでしたが、今の若い世代は優秀な人であればあるほど自分で会社を興し、世の中をよりよくするためのビジネスを展開しています。
携わっている会社の数も1社だけでなく、3~4社を同時進行で経営しているケースが多く、新卒一括採用で出版社に就職した筆者から見ると、「今の若い人たちの働き方は面白いな」と感心してしまいます。
その出版社をとっくの昔に退社してフリーランスという働き方を選んだこともあり、20代から同じ会社で働き続けているサラリーマンの人たちよりも、自分で会社を興した若手経営者のほうが、圧倒的に話が合います。
それはさておき、前半ハーフが終わってレストランへ行き、料理を注文して食べ始めたとき、あることに気づきました。筆者を含めた3人全員が野菜から最初に食べていたのです。いわゆるベジファーストです。ベジファーストは野菜(ベジタブル)から最初(ファースト)に食べることで、血糖値が上がりにくく、太りにくい体を作ることができます。
筆者は4年前からベジファーストを日々の食事に取り入れていますが、ゴルフ場のレストランでベジファーストを実践している人に会う機会はあまりなかったので、うれしい気持ちになりました。
筆者が子どものころは三角食べが推奨されており、おかずとごはんと汁物を順番に規則正しく食べるのが好ましいとされていました。
ところが2010年ごろから食べる順番の効果が研究によって明らかになり、ベジファーストという言葉が一気に広まりました。
それでも筆者は三角食べを続けていたのですが、4年前に10キロのダイエットに成功し、その体重を維持するためベジファーストを導入したところ、体重維持と腸のコンディション良化に絶大な効果があったため、それ以来続けています。
野菜がつかないレストランメニューが増えている
ベジファーストを実践するようになってから、ゴルフ場のレストランで注文するメニューが明らかに変わりました。
以前はカレーライスやラーメンなどの一品もので空腹を満たすことが多かったですが、生姜焼き定食や刺身定食といったセットメニューを選ぶようになりました。
ただし、近ごろは昼食つきプランでセットメニューを頼むと、プラス330~440円くらいの差額料金を取られるようになりました。
そういうときはカレーライスやパスタにサラダがついているかどうか確認し、サラダがついていれば注文するようにしていました。そうすると割増料金なしでベジファーストを実践することができます。
しかしながら、新型コロナウイルスの世界的流行とロシアのウクライナ侵攻に端を発した物価上昇により、ゴルフ場レストランのメニューもバカみたいに高くなっています。
筆者は基本的に昼食つきプランでラウンドしますが、以前は割増料金なしで頼めるメニューが3~4品あったのが、コロナ禍以降は1~2品しか選べないゴルフ場が増えました。
しかも割増料金なしで選べるメニューの代表格だったカレーライスも、以前であればサラダとスープがセットでついてきたのですが、最近はカレーライス単品で出すようになりました。カレーライス単品で出されるとベジファーストが実践できません。
日本ゴルフ協会(JGA)は近年、ゴルフが健康維持増進に役立つことを社会に広めるための活動を積極的に行なっていますが、JGA加盟コースの食事の提供の仕方が健康維持増進と逆行しているのは非常に残念な状況だと感じました。
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