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- OBしていないのにスコアは散々… ショットが好調でもスコアがまったく伴わない原因とは?
安定したショットが打てているのに、なぜかスコアがまとまらなかった経験があるゴルファーは多いかもしれません。
スコアの安定にはショートゲームが重要
「普段よりドライバーの調子が良く、OBもほとんどなかったのになぜかスコアが悪かった」という経験があるゴルファーは少なくないはずです。
![ティーショットの調子がいいとスコアも良くなると考えがちです 写真:AC](/wp-content/uploads/2024/04/0425_golfshot.jpg)
ショットが安定していればスコアもまとまりそうな気がしますが、なぜそうならないのでしょうか。現役のシニアツアープロでゴルフスクールも経営している梶川武志プロは「スコアはショットの良し悪しだけでなく、ショートゲームのできが重要である」と語ります。
ショートゲームとはフルスイングをしない約100ヤード以内で行われるプレーの総称で、グリーン周りのアプローチやバンカー、パッティングなどが含まれます。
「アベレージゴルファーは、ショットの調子が抜群でショートゲームもうまくいく日はほとんどありません。動作が大きいショットの調子が良いときは、小さな動きが中心のショートゲームがうまくいかないことはよくあります。それはプロも同じで、ショットは狙ったところに飛んでいるのに、ショートゲームが思うようにいかずスコアを落とす日はたくさんあります」
プロゴルファーから算出されたデータでもショートゲームの重要性が証明されていると話します。
「プロゴルファーのパーオン率は6割強程度です。つまり4割近くはアプローチで寄せてパーを拾いにいっています。プロはこのアプローチの精度が良いのですが、アマチュアだとそうはいきません。ドライバーやセカンドショットの調子がどんなに良くても、アプローチやパターの調子が悪いと、どんどんスコアは悪くなっていきます」
アマチュアの場合、パーオンはなかなか難しいのでボギーオンを基準になります。ショットが悪くてもショートゲームでリカバリーするマネジメントができれば、100切りだけでなく90切りも射程圏内に入ってきます。
「調子が良い」ことがあだとなる可能性もある
また梶川プロは「ゴルファーによっては『調子が良い』ことがミスにつながっている可能性もある」と言います。
「例えば『ショットでトップやダフリが少なく、ボールをきちんと捉えられたから調子が良い』と思う人がいます。しかしボールが芯に当たると、距離は伸びますが、大きく曲がることもあり、深いラフや難しいバンカーに入ってしまうこともあるでしょう。すると、リカバリーが難しくなって大叩きの原因になります」
このように普段よりボールをクリーンヒットできてしまうからこそ生じる問題もあるので、当日の調子に合わせたコースマネジメントをすることもスコアを良くする方法と言えそうです。
言い換えればショットの調子が悪くても、ショートゲームで挽回することができればスコアはまとまりやすくなるので、アプローチ、パターの練習に力を入れてみるのもいいかもしれません。
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