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- 「女性やシニアは距離が短いからいいなぁ」は筋違い!? 一般男性が「レッドティー」で回って検証してみた
4月1日よりPGMグループ全148コースでティーイングエリアの呼称をカラーネーミングに統一しました。性別や年齢に関係なく多くのゴルファーがドライバーの飛距離に応じたティーイングエリアを選ぶことで誰でもパーオン可能な環境を整え、ゴルフの醍醐味を味わえるためだそうです。そこで、普段はプレーしない「レッドティー」から一般男性ゴルファーがラウンドしたらどうなるのか、検証してみました。
「バックティー」以外でもコースの難しさは実感できる
昨今ゴルファーに対する啓蒙活動として「ドライバーの平均飛距離×28=コース総距離」を目安にティーイングエリアの選択を推奨しています。この世界的な流れを受けてか、日本でも4月1日よりPGMグループ全148コースではティーイングエリアの呼称を「カラーネーミング」に統一することになりました。
ちなみに、平均飛距離300ヤード超のPGAツアー選手に当てはめた場合「300×28=8400」となり、7500ヤードを超えるトーナメントコースでも「推奨距離8400ヤード」よりも遥かに短いコースになってしまうのです。
一方ドライバーの平均飛距離210ヤードの男性ゴルファーなら、推奨のコース総距離は5880ヤード。単純に飛距離だけでティーを選択するなら、実は「ホワイトティー」でも背伸びしていることになります。
そこで今回は一般的な「赤ティー」から実際にラウンドして、ちまたでいわれている「前からだと短すぎてつまらない」は本当で簡単にスコアが出てしまうのかを検証したいと思います。
検証コース(9ホール)の「レッドティー」は総距離が2589ヤード。PGMグループではレッド&ゴールドというそれぞれのティー増設工事を進めているそうですが、150〜160ヤードといわれる女性ゴルファーの平均飛距離では5000〜5200ヤードの「従来のレッドティー」では「長過ぎる」のが現実。
今回は平均飛距離が185ヤードほどのゴルファーに推奨される距離で「7アンダー」を目指しラウンドしてみましたが、結果は大惨敗でした。
短い距離にも関わらず精一杯のプレーになりましたが、知っているはずのレイアウトが非常に新鮮に感じたのは発見でした。
せっかくの「レッドティー」でもドッグレッグホールはむしろ不利
一般男性の平均飛距離で「レッドティー」からなら簡単にパー5でツーオン&イーグル……なんて現実は甘くありませんでした。
特にドッグレッグのホールでは距離が短くても最善ルートに運ぶことが難しく、かなりのコースマネジメントが必要でした。
しかし、常に安全に刻んでいても検証にならないので、今回はできる限り飛距離メリットが出るようなリスキーなルートを選択してプレーしてみました。
結果、コーナーを突き抜けて林や池に入って「必死のパー」がいくつかありました。「レッドティーだから」や「飛ばし屋だから」という理由で短いコースでいいスコアが作れるかというと、必ずしもそうではないことを実感できました。
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