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- ゴルフはプレー中に飲酒や喫煙する人もいるからスポーツというよりレジャー? ゴルフ場関係者の考えを聞いた
ゴルフはプレー中に飲酒を楽しむ人もいる数少ないスポーツです。実際、ゴルフ場関係者はゴルフを「スポーツ」としてとらえているのか? それとも「レジャー」としてとらえているのでしょうか?
多くのゴルファーにとって「ゴルフはレジャー」
ゴルフを始めると、ゴルフはスポーツなのかレジャーなのか分からなくなることがあります。クラブを振ってボールを打つときはスポーツですが、それ以外は乗用カートに乗っている時間が長いですから、スポーツとしては運動量が物足りないと感じる人もいます。
近年はスタート前にレストランでビールを飲む人は少なくなりましたが、乗用カートに缶ビールや缶チューハイを持ち込み、お酒を飲みながらプレーする人は今でもいます。ランチタイムの生ビールを楽しみにしている人もいます。
ゴルフはタバコを吸いながらプレーする人もいます。近年はティーイングエリア以外の場所でタバコを吸うことを禁止しているゴルフ場が多いですが、パー4やパー5でグリーンが空くのを待っている間にこっそりタバコを吸っている人もいます。
プロ野球選手の中にもイニング間にこっそりタバコを吸っている人がいますから、それと同じといえなくもないですが、お酒を飲みながらプレーするスポーツはほとんど見かけません。草野球も草サッカーも試合後のビールを楽しみにしている人はいますが、試合中に飲む人はいません。プレーの合間にお酒を飲むのはゴルフとスキー(スノーボード)くらいでしょうか。
もちろんゴルフをスポーツと認識し、乗用カートには乗らずに18ホールを歩いてプレーするのを基本スタイルにしている人もいます。ゴルフ場関係者はゴルフ場をレジャー施設と認識しているのでしょうか。それともスポーツ施設と認識しているのでしょうか。ゴルフ場関係者に聞いてみました。
「大半のゴルファーにとって、ゴルフは遊びですから、ゴルフ場はレジャー施設だと思いますよ。スポーツ施設であればお酒の提供をやめるという選択肢もありますが、ほとんどのゴルフ場でお酒の提供を続けていますし、それを楽しみにされている方も多いですからね」
「でも、スポーツとしてゴルフに取り組まれている方もちろんいらっしゃいます。クラブ競技やゴルフ連盟の主催競技に参加されている方は、一般ゴルファーよりも真剣にゴルフに向き合っています。ですから、そのような方々にも楽しんでいただけるような施設であるように心がけています」
「ただ、そのようなゴルファーが多数派かというと、うちのお客様の中では少数派です。1打でも少ないスコアでプレーすることにこだわるよりも、同伴者と楽しくおしゃべりしながらプレーされている方のほうが圧倒的に多いですね」
ゴルフ場はレジャー施設だが施設共有のルールとマナーがある
ゴルフ場という施設の難しいところは、レジャー施設として利用している人とスポーツ施設として利用している人が混在していることかもしれません。
お酒を飲みながらプレーしても問題はないのですが、お酒を飲むと話し声が大きくなったり、周りへの気遣いがおろそかになったりする人がいます。そうすると前の組がティーショットを打とうとしているのに大声でしゃべり、「ちょっと静かにしてもらえませんか」といった事態になることがあります。
ゴルフ場が他のスポーツ施設と違うのは、フィールドを占有できないことです。野球やサッカー、バスケットボールやバレーボールなどはグラウンドや体育館を占有できますが、ゴルフ場は18ホールを50組200人前後の利用者が共有します。
そこにいろんな価値観といろんな腕前の人が混在していますから、施設共有のルールとマナーを守る必要がありますが、それが周知徹底できていないことが原因でさまざまな問題が生じています。
ゴルフはレジャーであり、ゴルフ場はレジャー施設という認識でも構いませんが、レジャー施設だからこそみんなが楽しく使えるように配慮しなければなりません。そしてゴルフ場というレジャー施設の使い方は意外と難しいです。
慣れてしまえばどうってことないのですが、不慣れなまま2~3年のキャリアを積み、正しい使い方が身についていないまま中級者レベルの腕前になっているゴルファーが目立ち始めているのが少し気がかりです。
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