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- ゴルフの腕前や人柄は“カートの扱い方”でバレる!? 快適かつスムーズなラウンドに必要な心得を今一度考えてみた
間違った扱い方をすると、事故やトラブルにも発展しかねない乗用カートの操作。スムーズなラウンドを実現するためにはどのような意識が必要なのでしょうか。
大切なのは周囲への目配りと気配り
キャディーが付かないセルフプレーが主流の現代ゴルフでは、プレーヤー自身が乗用カートを操作することがほとんど。多くの人が気軽に操作できる一方、乗用カートにはプレーファストと安全面を両立するためのマナーがあるのです。

まず、乗用カートは大きく分けて2種類あり、ボタンやリモコンで操作をする「リモコン式」と、自分でステアリングやペダルを操作する「自走式」があります。
リモコン式の場合、基本的にはラウンド経験が豊富な上級者が率先してリモコンを持つといいでしょう。同レベルの人がいる場合は、前半と後半でバトンタッチするのもスマートです。
自走式の場合も、上級者や普段から運転に慣れている人がステアリングを握ったほうがスムーズですが、状況に応じていろいろな人が運転するケースが出てきます。むしろ誰かに任せきりにするのではなく、同伴者とフォローし合うことがプレーファストやいい雰囲気づくりにつながるでしょう。
自走式を運転する際に頭に入れておきたいのは、一般的なクルマと比べて重心が高く、安全装備も脆弱(ぜいじゃく)という乗用カートの特性です。大小さまざまな起伏があるコース内は横転のリスクがすぐそこに潜んでいるため、スピードの出し過ぎやラフな操作は厳禁。
また、発進時や停止時に加え、急カーブや狭い場所を通るときなど、状況に応じて同乗者にその旨を声掛けすると「気配りができるスマートな人」と思われるかもしれません。これはリモコン式でも自走式でも同じことが言えるはずです。
もちろん発進時には、同乗者がちゃんと乗り込んでいることを確認しましょう。リモコン式の場合は、予期せずにお尻でボタンを押してしまうこともあるのでお気をつけください。
カートの操作ひとつで思わぬ事故につながることも

リモコン式と自走式に共通するマナーは、「ショット時はカートを停止しておく」ことと「プレーヤーよりもカートを前方に進めない」ことです。
「ショット時はカートを停止しておく」ことは基本中の基本ですが、セカンドショット以降でビギナーが打つ時などに守られていないケースを見かけることがあります。
レベルを問わずすべてのプレーヤーに敬意を払うのが、スマートなゴルファーのあるべき姿。また、カート道路の近くにボールがある場合は、打つ人の邪魔にならないようボールに近づきすぎないようにしましょう。
次のホールのティーイングエリアに向かっている時には、前組の状況をよく見ておくことが大切です。例えば、前組がティーショットを打とうとしている時はカートを早めに停止する、前組がティーショットを待っている時はカートの車間を詰めすぎないといった配慮が必要でしょう。
一方、「プレーヤーよりもカートを前方に進めない」ことは、安全にも関わる重要ポイント。後続組はカートナビに表示される「前方カートの停止位置と距離」を確認したうえで、届かない範囲のクラブでショットを打ちます。
その際、プレーヤーよりもカートが前に進んでいると、思わぬ事故につながることがあります。特にブラインドホールでは、打ち込まれるリスクをより高めてしまうので注意しましょう。
そのほかにも、グリーン周りでカートを先に進める時は、同伴プレーヤー全員がパターを持っていることを確認し、持っていない場合は渡してあげるとスマートです。
簡単そうにも思える乗用カートの操作ですが、スムーズに進行できるように適宜移動と停止を繰り返し、前組や後続組を含めた全体に配慮したりと、実はそれなりの経験やコツが必要になってきます。
乗用カートのスマートな扱い方を身に付けて、プレーファストかつ快適なラウンドを楽しみましょう。
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