- ゴルフのニュース|総合ゴルフ情報サイト
- 記事一覧
- ゴルフの豆知識
- 格好だけマネしてもスロープレーに繋がるだけ… アマチュアがマネしない方がいいツアープロの所作とは?
トーナメント中継を見ていると、自分のプレーでも試してみたいと感じるプロのスタイルや所作があります。しかし、なかにはアマチュアがそのままマネしない方がいいものもあるようです。
ツアープロのスタイルはプロだから許される
今年に入ってから男子ツアーのインターネット配信を積極的に視聴しています。男子プロのプレーぶりを見ていると、アマチュアゴルファーが見習うべき点はたくさんあるものの、見習わないほうがいい点もあります。そのことについて言及してみたいと思います。
まずゴルフウエアですが、基本的に見習わないほうがいいと感じました。その理由はモックネックシャツを着用している選手が増えていることです。モックネックは多くのゴルフ場のドレスコードで規定されている「襟つきシャツ」とは見なされない可能性が高いからです。
モックネックのモックは英語で「疑似の」「見せかけの」という意味です。男子ツアーの規定ではゴルフアパレルブランドが選手に提供しているウエアは着用OKになっているのでしょうが、同じデザインのシャツを「襟つきシャツでプレーしてください」というゴルフ場で着用した場合、スタート前に「着替えてください」といわれる可能性が高いです。
「モックネックは襟でしょ」と反論しても、「いいえ、うちのゴルフ場では襟つきとは認めません。そのウエアはTシャツです」といわれます。
そして「Tシャツでプレーさせるわけにはいきませんので、クラブハウスのプロショップで襟つきのシャツを購入して着替えていただくか、プレー代はいただきませんので、そのままお帰りください」と追い出される可能性すらあります。
逆にいうと、モックネックシャツでプレーしたいのであれば、モックネックでTシャツでもプレーOKのゴルフ場を探したほうがいいです。近年はドレスコードのカジュアル化に取り組んでいるゴルフ場も増えています。
次に見習わないほうがいい点はセカンド地点の待ち方です。たとえば3人の選手がティーショットを打ち、A選手が280ヤード、B選手が300ヤード、C選手が320ヤード飛んだとします。そうすると各選手は自分のボールの近くでグリーンが空くのを待ち、A選手がセカンドショットを打つのを待ちます。
もちろんA選手の飛球ライン上には立たずに左サイドか右サイドのどちらかに避けて待機していますが、これもアマチュアはマネしないほうがいいです。
アマチュアのプレーは「ショットを打つ人よりも前に出ない」のが鉄則です。20ヤードも40ヤードも前で待機していたら、シャンクや引っかけが出たとき大事故になる可能性があります。A選手がセカンドショットを打ち終わるまで、B選手とC選手は280ヤード地点で待機するのがアマチュアの正しいプレースタイルになります。
グリーン上でラインを入念に読むのもマネしないほうがいい
セカンドショットを打ち終えてグリーンに乗ったら、ツアープロは入念にラインを読みます。ボールの後方やカップの反対側に回り込んでラインを読みます。ラインをまたぎながら傾斜を確認したり、右手を目の前にかざして指を1本立てたり2本立てたりしてラインを読む選手もいます。
こういった所作もアマチュアゴルファーはマネしないほうがいいです。なぜならスロープレーにつながるからです。
ツアープロはどんなに素晴らしいティーショットを打っても、セカンドショットでピンそばにつけても、パッティングが入らなければバーディーが取れません。したがってグリーン上で多くの時間を使うため、ティーショットを打ち終えてからグリーンに乗せるまでのプレーがものすごく速いです。
一方で、アマチュアのプレーはティーショットを打ち終えてからグリーンに乗せるまでに時間がかかります。それなのにグリーン上でツアープロと同じように傾斜を読んでいたら好ましいペースでプレーできるわけがありません。
アマチュアにふさわしいプレースタイルは、ツアープロよりもゴルフスクールのティーチングプロやインストラクターのほうがよく知っています。ツアープロのマネが必ずしも正しいとは限らないことは認識しておいたほうがいいです。
最新の記事
pick up
ranking